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127. ページ41

そして夜__________



Aは中也と共にQの元に向かっていた。



中也の機嫌は目的地に近づく度に悪くなっていく。



『そんなに嫌な顔しないの、すぐ終わるんだから』



中「Aはともかくなんであの糞鯖までいるんだよ!」



『仕方がないでしょう?先に云っとくけど、喧嘩なんて子供みたいなことしないでよね』



中「チッ、わーったよ!」



中也は地面を蹴りながら進んでいった。



しばらく歩くと、向こうの方から人の気配がした。



『中也、ここからいける?』



中「ああ、あそこにいるのか?」



『組合のやつらねきっと、そこに太宰もいるはずよ』



中「チッ」



中也はそう云うと、近くの岩を重力で持ち上げ、組合に向かって思い切り投げ飛ばした。



中「おい行くぞ」



中也はAを抱きかかえ重力で浮きながらそこまでいった。



銃で発砲してくる組合のやつらを重力でぺしゃんこにしながら、太宰の前に降りた。



中「最初に云っとくがな、この塵片したら次は手前だからな」



中也は太宰に会って早々喧嘩越しだ。



太「やっぱりこうなった……だから朝からやる気が出なかったのだよね



てかいつまでAのこと抱っこしてるつもり?彼女が汚れるからさっさと離しなよ」




中「ああ?手前には関係ねえだろうがよ」



『中也、もういいから降ろして』



Aは中也から降りた。



組合の構成員のジョンが突然の奇襲に焦っている。



ジ「莫迦な!こんな奇襲予測には一言も!」



ジョンは異能を発動させようとしたが_____



太「はい、悪いけどそれ禁止」



太宰が触れたことでジョンの異能が消えてしまった。



ジ「能力無効化?!」



太宰はまだ怠そうにしている。



太「嗚呼、最悪だ」



中「そりゃこっちの台詞だ!」



中也はジョンを蹴り飛ばした。



『だいぶ吹っ飛んでしまいましたね、そんなに機嫌悪い?器まで小さくなっちゃったの?』



中「うっせ!ほっとけ!」



そこで後ろの方で組合の連中がこちらに銃を構えていることに気付いた。



『さあ、ここから巻き返しますよ



対組合協同戦線、反撃の狼煙です』



Aは不適な笑みを浮かべて金棒を取り出した。

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月3日 22時

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