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全員が一斉に片膝をつき、首領とAに敬意を表した。
森「くっくっくっく……
これが組合の刺客かね?」
中「はい」
森「探偵社に組合、我々も又困難な戦局という訳だ……
最適解が必要だね
探偵社も組合も……
敵対者は徹底的に潰して……殺す」
Aはその後ろで不適な笑みを浮かべている。
『構成員は死体の後片付けを』
Aの言葉で動き出す構成員。
森「では赤瀬君、今後のことについて話しあっておこうか
中原君も来なさい。幹部の君の意見も聞きたい」
中「かしこまりました」
中也と首領とA、そしてエリスは本部に先に戻り探偵社と組合を打倒する作戦を考えていた。
『組合の構成員たちの力は未だ不明……
情報が少なすぎますね』
中「芥川はまだ復帰できそうにありませんか?」
森「あと数日は絶対安静だねえ」
『彼自身、やる気は十分なのですが、治りかけの怪我が悪化するとまずいですから』
森「現在の組合の動きは?」
『現在はこの街、横浜に向かっている様子です
恐らく、彼らの初めの目的は、異能特務課が発行する異能開業許可証でしょう』
中「あれがあればこそこそしなくともここで堂々と動けるってことか……」
『ええ、ですので彼らはまずは探偵社に向かうと思われます
こちらへの被害は今のところ予測されていません』
森「攻撃されてからでは遅いからね、まずは探偵社を潰すのはどうかな?」
『そうですね、問題が発生しないかぎりそれが一番最適かと』
森「二つ同時に潰すことができればいいんだけどね
では今日の会議はこの辺にしておこうか
二人とも、頼んだよ」
中「はい」
『お任せください』
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月3日 22時