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104. ページ18

本部の玄関には、中也が車を用意して待っていた。



中「おせえよ」



車に乗り、探偵社の隠れ家に向かう。



『ところで中也、今探偵社には誰がいるかちゃんと把握しているの?』



中「あ?そんなの知るかよ」



『だと思った。太宰がいたらどうする気だったのよ』



中「ぶっ殺す」



『Qの安全装置がいなくなるでしょうが、やめなさい



でも安心してちょうだい、今探偵社の連中はバラバラに動いているみたい



隠れ家には太宰はいないようね、後人虎も』



中「なんでそんなの知ってんだよ」



『この間、虎の少年に会った時にこっそり盗聴器をつけさせてもらったのよ』



中「あっそ、抜け目ねえな相変わらず」



そうこうしている内に、隠れ家の近くまで来た。



『……入口はここしかないようね』



中「どうする」



『考える必要はないわ、私達は今はこの人達と殺し合いにきたんじゃない



正面から堂々と行くわ』



インカムで繋いでいた首領に報告する。



『首領、到着しました』



森「敵拠点攻撃はいつだって心躍るねえ


さっそく次の任務だ、準備はいいかい?」



『完了しています』



森「そちらは武装探偵社を粉砕するのに十分な戦力だ


とびきりの理不を期待しているよ」




首領との通信を切り、Aと中也はそのまま地下の廃炉線を進んでいく。

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月3日 22時

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