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本部の玄関には、中也が車を用意して待っていた。
中「おせえよ」
車に乗り、探偵社の隠れ家に向かう。
『ところで中也、今探偵社には誰がいるかちゃんと把握しているの?』
中「あ?そんなの知るかよ」
『だと思った。太宰がいたらどうする気だったのよ』
中「ぶっ殺す」
『Qの安全装置がいなくなるでしょうが、やめなさい
でも安心してちょうだい、今探偵社の連中はバラバラに動いているみたい
隠れ家には太宰はいないようね、後人虎も』
中「なんでそんなの知ってんだよ」
『この間、虎の少年に会った時にこっそり盗聴器をつけさせてもらったのよ』
中「あっそ、抜け目ねえな相変わらず」
そうこうしている内に、隠れ家の近くまで来た。
『……入口はここしかないようね』
中「どうする」
『考える必要はないわ、私達は今はこの人達と殺し合いにきたんじゃない
正面から堂々と行くわ』
インカムで繋いでいた首領に報告する。
『首領、到着しました』
森「敵拠点攻撃はいつだって心躍るねえ
さっそく次の任務だ、準備はいいかい?」
『完了しています』
森「そちらは武装探偵社を粉砕するのに十分な戦力だ
とびきりの理不を期待しているよ」
首領との通信を切り、Aと中也はそのまま地下の廃炉線を進んでいく。
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月3日 22時