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時間は過ぎ、Aは買い物を終わらせ本部に帰ろうとしていた。
その時、目の前を歩く人物が目に入り、話しかけることにした。
『与謝野さん』
名を呼ばれた与謝野はAの方を振り帰ると少し驚いたような表情で話しかけてきた。
与「アンタは確か特務課の……」
『見かけましたので、挨拶なしでは失礼かと思いまして。
……そちらの彼は、新人ですか?』
Aは両手に荷物を抱えている少年を見た。
与「あぁそうさ。新人の敦だ。
ほら、挨拶しな」
敦「あ、中島敦ですっ」
『貴方のことは存じ上げています。虎の力を持つ月下の異能力者』
敦「!……なぜそれをっ」
『申し遅れました。私は内務省異能特務課エージェント、泉Aと申します。
以後お見知りおきを。探偵社の皆さんには、偶に依頼に参ることがありますので、これからよろしくお願いします』
敦「は、はぁ……政府のお方でしたか」
『では私はこれで失礼します。ではまた』
Aは与謝野と敦に背を向け帰っていった。
敦「僕のこと捕まえないのでしょうか……」
与「大丈夫じゃないか?敦を捕まえるなら、今すぐにでも軍隊を引き連れてくるだろうからね。
さ、買い物も済ませたし、さっさと帰るよ」
与謝野と敦は駅に向かって歩いていった。
その様子を遠くから見ているのは、Aの妹の泉鏡花だった。
鏡「……あれは、お姉ちゃん……?」
鏡花はその大きな瞳で、Aの居た場所を強くにらみ付けていた。
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琉亜 - ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁかわいいいいい文豪さん達が尊い作者さん神だぁぁぁぁ (2023年2月24日 1時) (レス) @page7 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
りんね - 絵がとても綺麗ですね(^◇^) (2019年4月3日 14時) (レス) id: a9ff31e180 (このIDを非表示/違反報告)
みそしる大臣 - その画力と文才と安吾愛を分けてくれ(涙) (2019年3月31日 3時) (レス) id: 487407bef1 (このIDを非表示/違反報告)
やまもとぉ - 安吾さん好きだったんでこの小説見つけた時はめっちゃ嬉しかったです。安吾さんみたいな硬派メガネ男子大好き結婚しよ))) (2018年12月16日 9時) (レス) id: f5d8616f56 (このIDを非表示/違反報告)
鬼姫海咲(プロフ) - 作者様のせいで安吾推しになってしまいました……ありがとうございました…(’-’*)♪ (2018年12月16日 1時) (レス) id: 0bc1c5e779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年12月8日 22時