４４． ページ45
Aが首領室にて鴎外の傍らで仕事をしていると、部下が電話を持ってやってくる。
「中原秘書、お電話です」
Aは不信感を抱きながら受話器を手に取った。
『はい』
《＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿》
『どちら様でしょうか？』
《はぁ……はぁ……》
気持ちの悪い呼吸音が電話の向こうで聞こえてくる。
Aは黙ってその電話を切った。
森「悪戯電話、かね？」
『ただの変態です。もう下がってもらっても構いませんよ』
「はい、失礼します」
部下はそう云うと首領室から出て行った。
森「マフィアに悪戯電話をするなんて、今時の子供は命知らずが多い」
『マフィアと知っていての行為か、不明ですがね』
森「それより、頼んでいた件のものはもう完了しているのかな？」
Aは一枚の資料を鴎外の机の上に置いた。
『少ないですが、現時点で集められた敵連合の情報です』
森「死柄木弔……彼が敵連合の親玉、ということかい？」
『いいえ、恐らくその死柄木弔とは別の者でしょう。
いわば、其奴は雇われ長のようなものだと推測できます』
森「では、この者を仕留めたところで、敵連合が滅ぶことはないと……」
『そうなりますね。残念乍ら、それ以外の情報は探ることができませんでした。
情報員が過去のデーターを元に探っていますが、おそらくは……』
森「まぁいいよ。マフィアの情報網は広い。
連中の本拠点を暴くのも時間の問題だろう」
鴎外は手術刃で壁のダーツ盤に向け投げた。それは見事に真ん中に的中した。
森「”常に先手が勝つ”」
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ゆっくりフラン(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！応援してます！ (2018年11月24日 23時) (
レス) id: 37cecb84fa (このIDを非表示/違反報告)
まぁこ(プロフ) - ありがとうございます！ (2018年11月19日 17時) (レス) id: 0fca2029db (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - まぁこさん» ご愛読ありがとうございます！リクエストありがとうございます。検討してみます。 (2018年11月19日 8時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - こんばんわーwwやばい…坪が浅いのかわからないけどとにかく面白いです！ww (2018年11月18日 19時) (レス) id: 3daf43884c (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 身長のwww低い人wwってwwwwwヤバイww笑いが止まらないwwww (2018年11月18日 18時) (レス) id: 8e866308d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫陽花
| 作成日時：2018年11月11日 15時
