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43. ページ44

ゴーゴリと敦が戦っている間、置いていかれたAはゆっくりと通路を歩いていた。






通路の奥で大きな物音がする。







『すでに始まっているか……』






気の乗らない表情をしながら一人呟く。







『本当にこれでいいのか……





フェーヂャについていけば、嘘のない…罪のない世界になる……






でも私は________』







Aはこれ以上考えないようにと首を横に振る。







(他に道があったんじゃないか)(光に照らされているほうが幾分か素敵だと思うけど)







うるさい……うるさいうるさいうるさい!








国木田や太宰、夏目に言われた言葉が今になって頭の中を児玉する。








Aは思わず進めていた足を止め、頭を抱えその場に蹲ってしまった。








『今更遅い……もう引き返すことなんて不可能なんだ……





だったら私は_______汚れたままでいい』








はぁ、と息を吐くとゆっくりと立ち上がる。








少し立ちくらみしてよろけてしまうが、自分の足で踏ん張る。







『嘘だって、貫き通せばいつかは真実になるんだから……』








自分に言い聞かせるように云った言葉は、Aの心の中を黒いもので覆い尽くす。







それはまるで、本当の気持ちを隠すかのような黒い霧のようなモヤだった。

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猫好き - ドス君最高!!やっぱり最高( ̄▽ ̄)bグッ (2019年1月10日 1時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
ニコニコ - ん〜地方にもよるかも知れませんが、ロシアンティーはジャムを舐めながら、お茶を飲むのが一般的ですよ。 (2018年9月17日 2時) (レス) id: dd9eae3b3c (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - ほるむさん» 構いませんよ!楽しみにしています! (2018年8月31日 8時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
ほるむ(プロフ) - 紫陽花さん» はい、ありがたき幸せです!外見はできるだけ設定に沿わせたいのですが、大した画力がないので保証は出来なくなってしまいますがお許しください…。 (2018年8月31日 8時) (レス) id: e99fd65880 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - ほるむさん» ありがとうございます!お願いしてもよろしいでしょうか? (2018年8月31日 7時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年8月23日 18時

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