検索窓
今日:11 hit、昨日:9 hit、合計:127,051 hit

37. ページ38

探偵社を抜け出したA。






今、Aの目の前には、ゴーゴリがにんまりとした笑みで立っている。







Aはそんな彼を見て溜息を一つ吐いた。






『私は貴方に何度助けてもらえばいいのでしょうか』







ゴ「私は君を助ける白馬の王子様役だからね!」







Aはゴーゴリの戯言を聞き流すかのように話しを変える。







『本の欠片は手に入れたの?』







ゴーゴリは笑みを浮かべたまま質問に答える。







ゴ「もちろんだよ。探偵社(彼ら)はもうすぐで終わる。






そして僕もようやく解放される……」







ゴーゴリの瞳は憂いを帯びていて、今にも消えてなくなりそうだった。







『魂の自由、か……』







ゴ「理解してくれるのは、君とドス君だけだ。






僕は鳥のように重力に囚われず飛翔することの出来る、そんな《自由》な存在に……」







Aはゴーゴリの仮面を外した顔をなぜかまともに見ることができず顔を逸らしてしまう。







ゴ「さて……君を救出できたことだし、そろそろ行こうか!






ドス君は今はいないし、指示は任せるよ!」







ゴーゴリはいつも通りの感じに戻り仮面を装着した。







『えぇ……行きましょうか』







ゴーゴリの外套に包まれたその瞬間、その場にいたAとゴーゴリの姿は一瞬にて消えていた。

38.→←36.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (142 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
269人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

猫好き - ドス君最高!!やっぱり最高( ̄▽ ̄)bグッ (2019年1月10日 1時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
ニコニコ - ん〜地方にもよるかも知れませんが、ロシアンティーはジャムを舐めながら、お茶を飲むのが一般的ですよ。 (2018年9月17日 2時) (レス) id: dd9eae3b3c (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - ほるむさん» 構いませんよ!楽しみにしています! (2018年8月31日 8時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
ほるむ(プロフ) - 紫陽花さん» はい、ありがたき幸せです!外見はできるだけ設定に沿わせたいのですが、大した画力がないので保証は出来なくなってしまいますがお許しください…。 (2018年8月31日 8時) (レス) id: e99fd65880 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - ほるむさん» ありがとうございます!お願いしてもよろしいでしょうか? (2018年8月31日 7時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年8月23日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。