鬼と暗殺 二【文スト×暗殺教室】

６９． ページ20

殺せんせーの顔がみるみる黒くなっていく。



殺「ハエが止まるようなスピードと汚い手でうちの生徒に触るなど


ふざけるんじゃない」



「エリート校は先公まで特別製か……


てめえも肩書きで見下してんだろ。


バカ高校と思ってなめやがって」



不良達はナイフを持って襲いかかってきた。



殺「エリートではありません。


確かに彼ら名門校の生徒ですが、学校内では落ちこぼれ呼ばわりされ、クラスの名前は差別の対象になっています。


ですが、彼らはそこで様々な事に実に前向きに取り組んでいます。


君達のように他人を水の底に引っ張るような真似はしません。


学校や肩書きなど関係ない、静流に棲もうがドブ川に棲もうが前に泳げば魚は美しく育つのです。


さて私の生徒達よ、彼らを手入れしてあげましょう。


修学旅行の基礎知識を身体に教えてあげるのです」



そしていつの間にか不良達の背後に回っていた生徒達は不良に向け思い切りしおりという名の鈍器を頭にぶつけた。



「いつの間に、背後に……」



「しかも、鈍器をためらいもなく……」



不良達はその場に気絶した。



杉「いっちょあがりだねえ、さすが殺せんせーだ」



渚「茅野、神崎さん、今ロープ外してあげるね」



神崎と茅野は拘束がとれ、自由になった。



その時だった＿＿＿＿＿＿＿＿＿



『！！』



「へっ、人質をとっちまえばこっちのもんだぜ……」

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