63. ページ14
甘味処に着くと、中は落ち着いた雰囲気で風鈴の音が心地良い。
さすがは京都なだけあって客は上品で、壮年の客から若者まで幅広い人達がいた。
客は案外少なく、すんなり入ることができた。
『もうお昼時だと言うのにこの店は客が少ないのですね』
森「地元民しか知らない穴場というわけだね。
よくここを見つけたね」
まあ見つけたのは殺せんせーなのですがね、と思ったがそれは敢えて言わなかった。
それぞれが好きなものを注文したものが運ばれてくる。
エリス嬢は餡蜜、首領はぜんざい、Aはみたらし団子を頼んだ。
「お客はん達はどこからきはったん?」
店員らしき京都弁の女将が話しかけてきた。
『私達は横浜からきたのですよ』
「それはそれは、えらい遠くからようおこしやす。
ゆっくりしていっておくれなはれ」
そう言った女将はサービスとして抹茶をいれてくださった。
エ「A、この緑色の液体はなに?」
『これは抹茶ですよ、本場の抹茶ですから少し苦みがありますがとても美味しいですよ』
エリスは抹茶を一口飲んでみた。
飲み終えた感想は”苦い”の一言だった。
「ほほ、やっぱりお嬢はんにはまだ早かったかもしれへんなあ」
女将はエリスにオレンジジュースを渡した。
『態々すみません』
「他県のお客はんなんて初めてやから、気にせんとゆっくりしていって」
そして食べ終えてしばらくゆっくりしてから店を出ることにした。
『ごちそうさまでした』
「また京都にきはった時はひいきにしておくれやす」
女将に見送られ三人は店を出た。
456人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ロウ - 続きが早く読みたいです! (2018年6月19日 21時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - お願いします!続きお願いします (2018年6月18日 23時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - はやくっはやくっ続きが読みたい! (2018年6月18日 22時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
??? - すみません。裏切りはリクエストが来てもやらない方が良いと思います。裏切りは抑キャラヘイトで違反行為ですし…… (2018年6月18日 17時) (レス) id: 9dd88625f4 (このIDを非表示/違反報告)
ベコ(プロフ) - 早く森鴎外からのお仕置きが見たいです! (2018年6月17日 22時) (レス) id: 7f4e6905fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月16日 23時