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職員室を出ると、渚が入口の傍にいた。
學「ん？」
渚「っ……」
學「やあ、中間テスト期待してるよ、頑張りなさい」
理事長は笑ってそう言った。
學「ではA先生、ここではアレですし理事長室に行きましょうか」
『わかりました』
渚「A先生……」
渚が不安げな声で呼んだ。
『渚君も、早く帰りなさい』
Aは安心させるような笑みで渚にそう言い、理事長の後ろをついていった。
理事長室に到着するまではお互い一切口を開かなかった。
理事長室に入ると、理事長は椅子に座りAを見据えた。
學「さてA先生……否、今は鬼補佐官と言った方がいいですかね」
『前置きはいいです、用件をどうぞ』
理事長はどこかうちの首領と似ている。物事を合理で進めるところもそうだが、彼からは絶対的な支配力を感じた。
學「単刀直入に言います、貴方を正式に雇いたい。
貴方の事は存じております、ポートマフィアの秘書武官、赤瀬A。
貴方にこの学校の用心棒をお願いしたいのです」
『お断りします』
Aは即答する。
學「理由を聞いても？」
『理由は二つです。
一つ、私にその誘いを受ける利益がない。
二つ、私の上司は我が首領のみ
以上です』
學「はは、合理的な考えをお持ちですね。
流石はポートマフィアの秘書様だ」
『話しが終わりでしたらこれで失礼させてもらいます。部下を待たせていますので』
Aがドアノブに手をかけたその瞬間、理事長がAの手を掴み動きを止めた。
『……なんの真似ですか？』
學「折角の機会だ、もう少しお茶でも飲みながら話しでもどうですか？」
『それは素敵なお誘いですね。
ですがお断りします。知らない匂いをつけて帰ると私の犬が嫌がってしまうので。
もしかすると貴方のことをかみ殺してしまうかもしれません』
學「それは恐ろしいわんちゃんですね
仕方がないですね、今回は諦めるとします」
『懸命な判断です。では失礼します』
理事長室をそそくさと出て行った。
學「ふふ……実に楽しませてくれる女性だ」
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あやとり - とても台本感が強くて違和感があります。がんばってください。 (2018年10月8日 11時) (
レス) id: a2644d178c (このIDを非表示/違反報告)
化け猫 - 紫陽花さん» 治ってます！お騒がせしました。 (2018年7月31日 9時) (レス) id: d3ed948d91 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - 化け猫さん» 私の方ではちゃんとなっているんですけどね(汗)もう一度確認お願いしてもいいですか？ (2018年7月30日 12時) (レス) id: a94eac29fd (このIDを非表示/違反報告)
化け猫 - いつも楽しく拝見しています ここの作品だけ何故か続編に行けなくなってますよ？ (2018年7月30日 11時) (レス) id: d3ed948d91 (このIDを非表示/違反報告)
ロウ - 待ってめちゃくちゃ面白いです！次が楽しみ過ぎて仕方ないです！ (2018年6月16日 23時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫陽花
| 作成日時：2018年6月13日 22時
