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155. ページ20

太宰は芥川の頭を軽く撫でて立ち上がった。



太「A、そこにいるんだろう?」



倉庫に身を潜めていたAは姿を現す。



『気配を消していたはずなのだけどねえ……』



Aは太宰に近づく。



敦と鏡花は警戒心丸出しにAを見る。



『そんな警戒しないでください、盗聴器の事は謝りますよ



それに私は彼を回収しにきただけですから』



Aは倒れている芥川君に肩を回した。



Aはそのまま太宰の横を通り過ぎた。



すると太宰がAを呼び止める。



太「A」



『なんでしょう?』



太「今日の夜、街の美術館まで来てくれないかな?」



太宰の真剣な顔に嫌だなんて言えるはずもなく、Aは無言で頷いた。



太「じゃあ待ってるからね」



太宰は敦の方に向かった。



Aは芥川を抱えた状態で本部に帰っていく。



本部にようやく到着したAは、近くにいた構成員に芥川君を医務室に運ぶよう指示し、首領室に向かった。



『首領、入ります』



中に入ると珍しく中也と紅葉の姐さんもそこにいた。



『皆様おそろいのようで』



紅「ようやく帰ってきおったかA」



森「ご苦労様赤瀬君、芥川君はどうかね?」



『今は少し気絶していますが、時期に目覚めるでしょう』



森「君には今回十分に働いてもらったね、本当にご苦労様」



『これが私の仕事ですから』



Aは変わらない表情でそう言った。



森「そうだ!折角大きな敵を倒したんだ、お祝いでもしようか」



中「ならとっておきの物があります、少々お待ちください」



中也が首領室を出て何かを取りに戻った。

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雨傘響音(プロフ) - だざさんん…(´;ω;`)暗殺教室とのコラボですか!?どっちも好きなので嬉しいです!! (2018年6月13日 21時) (レス) id: f78f4d1bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ツユクサ - 太宰さんが切ない。゚(゚´Д`゚)゚。 でも夢主ちゃんが結ばれてよかったぁぁぁ (2018年6月13日 18時) (レス) id: 1bd5282e9a (このIDを非表示/違反報告)
ラインハルト大好き(プロフ) - 今度は名探偵コナンの降谷零落ちの小説が見たいです (2018年6月12日 21時) (レス) id: 77af8aedef (このIDを非表示/違反報告)
にぃ - あああぁ!夢主おめでとうございます!!太宰さんにも幸せになってほしい...。 (2018年6月9日 23時) (レス) id: d0d6790e43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年6月9日 21時

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