末っ子彼女は甘えない【センラ】

▽ ページ11

センラside



(酔うとどうなる？俺が？)


う「お前酔ったら人に抱きついてくんのまじでやめろよ。」


(…あ！！！)


「よかったぁぁぁ！」


『はぁ？！良くないし！全然良くないし……っ！？』


思わず思い切り莉子を抱き締める。


「よかった〜まじでよかった〜。」


『だから全然良くないってば、つかやめろ。』


「も〜紛らわしいことすんなやぁ、めっちゃ焦ったやんも〜。」


『…？焦るって何が？紛らわしいこと…？』


「言うてえいん？」


『？うん。』


「朝起きてみたら隣で寝とるし、服はだけとるし、もしかして俺自主規制(ピーーッ)してもうたんやないかって思うてん。」


『何その発想、キモ。』


「キモとは何やねん、失礼な。」


『思ったことを口にしたまでですが何か。』


相変わらず冷たいなぁ、あんたに対してだけだよ、それは喜んでえいの？それともショック受けたらえいの？、知るかよ、なんて言い合いがはじまる。


「でもまあ、ほんまによかったわ。好きな子とよった勢いで自主規制(ピーーッ)とか絶対嫌やもん。莉子は本気で大事にしたいし。」


『……あっそ。』


「あ、でも莉子さえかまんやったらいつでもヤったるで。」


『カタカナにすな、気持ち悪い。あとそろそろ離せ。』


「嫌。」


(今離してもうたら次いつハグしてくれるか分からんし。)


「もうちょっとだけ、このまんまがいい。」


(莉子えい匂いすんなぁ………でも言ったら殴られそう。)


「何かえい匂いすんな。」←言ってしまう


『…………』


「無言は辛いわ。」


『糞が。』


「やっぱ何も言わんといて。」


。*．.゜*。*．.゜*。*．.゜*．


(っ……………///)


ほんとは照れて何も言えなかった。

一枚上手？→←大切なんです

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