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ロボロの待つ管制室は地下、国の中枢である為広い地下の中でも1番奥の場所にある。

此処の地図は頭に叩き込んでいたとはいえ、想像以上に遠くにありAは気が遠くなる思いでそこまで辿り着いた。

真っ黒の扉の横にあるインターホンのようなボタンを押した。何の音もしなかったので壊れているのか?と思ったが、数十秒後に扉は開いた。

中で待っていたロボロと布越しに目が合う。


「ごめんなA、遠かったやろ。此処は大事な所やから他のところより場所が複雑やねん。…はい、イヤモニ」


『わぁ…!』


透明の本体に虹色の宝石が施されたインカムだった。
鮮やかに光る宝石はフローライトだろうか。


「この宝石のボタンを3回連続押すと全員に、2回連続で押した後幹部の宝石の色を言うとその幹部と個人通信ができるで。それと、このインカムを身に付けてると幹部専用の部屋とか施設を使えるようになるからな。」


『そうなんですね。幹部専用の施設は具体的にどんなものがあるんですか?』


「例えば…せやな。ここの管制室の中に隠しエレベーターがあるんやけどインカムを感知したら使えるようになるで。というかこの部屋以外にも幾つかエレベーターがあるから地図渡しとくわ。」


手渡された地図には詳細にエレベーターの繋がっている場所や隠し通路が書かれていた。

此処管制室からは、幹部専用の談話室と食堂に繋がっているようだ。

だだっ広い施設にエレベーターがあるだけで凄く心が楽に
なった気がする。


『ありがとうございました。大切に使わさせていただきます!』


「ん、此方こそ大事に使ってな。」


そう言ってロボロはAをエレベーターまで案内した。

そして、2つあるエレベーターのうち談話室に出る方に乗りAは談話室へと登った。

___チリン、と控えめな到着音がなりエレベーターを出ようとすると目の前に大きな壁があった。

よく観察してみると壁には細長い突起が付いている。


(隠し扉になっているのか?)


突起に手を掛け横にスライドさせると、見たことのある光景が見えた。

先程出てきた後ろを振り返ると、そこは壁ではなく本棚になっていた。


(幹部専用とは言えいつ敵が来るか分からないしな。ちゃんとつくり込まれている。流石我々国だな。)


『はぇ〜』と感嘆の息を漏らしたところで、Aは本来の目的を思い出す。

部屋でショッピが待っている。

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未雨(プロフ) - エモンガさん» コメントありがとうございます。頑張って更新ペース上げてくのでこれからもよろしくお願いします! (2023年2月26日 23時) (レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 初コメ失礼します!応援してます!投稿も頑張ってください! (2023年2月25日 17時) (レス) @page30 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
未雨(プロフ) - 天天さん» コメントありがとうございます。是非是非夢主ちゃん描いてあげて下さい!これからもよろしくお願いします! (2023年2月15日 23時) (レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
天天(プロフ) - 未雨さんの書き方大好きです〜!夢主ちゃんの瞳の色も気になるところ!!良ければ描かせてもらってもよろしいでしょうか…? (2023年2月15日 18時) (レス) @page21 id: bc837922a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:未雨 | 作成日時:2023年1月24日 23時

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