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「はっ…！？」
どこか遠くから銃声がなった。
だが、ショッピの率いる狙撃兵達の到着は先程ロボロに2時間弱と言われたばかりだ。こんな早くに到着するわけがない。
自分の聞き間違いだったのだろうか…
体勢を立て直しそんなことも考えたが、目の前のプネラ兵の死体が銃声は本当だったことを示している。
「一体誰が…」
刹那
前からこちらに向かってきていたプネラ兵達が次々と倒れていった。
ついさっき耳にした銃声と共に。
プネラ側も訳がわからないといった非常に困惑した表情をしており、動きを止めてしまった兵から1人、また1人と謎の銃声と共に撃ち殺されていった。
「て、て撤退だ！！急いでこちらに戻れ！！」
相手の指揮官が撤退指示を出しあんなに沢山いた兵士はみるみると姿を消していき、赤く濡れる沢山の死体と明るい太陽だけが残された。
照りつける太陽の光が赤々とした血に反射して眩しい。
生き残った部下達も、みんな同じように困惑した表情を浮かべていたが、やがて酷く疲弊した表情へと変化した。
「よぉわからんけど一旦戦いは終わったようやな。俺は周辺の調査せなあかんから、お前らは先に戻っててええで。」
「ありがとうございます。ゾム様もお気をつけて。」
そう言って部下達は戻っていった。
「ロボローなんかわからんけど相手が撤退したで。部下は一旦戻らせて俺は色々と調査してから帰るわ。」
「撤退？一体なにがあったんや。」
「俺にも全くわからんわ。後は戻ってから話す。じゃあまたあとでな！」
さて、どうしたものかと腕を組んで考える。
(プネラ兵だけが倒されたってことは我々国側への敵意はないやろうな。助っ人か？いや、そんな話は聞いてへんし…。)
(ただ、いずれにしても凄腕の持ち主ってことは確かやな。)
当時の光景を思い浮かべると、敵兵の倒れた数と銃声の音の数はほとんど同じだった。
つまり、撃ったやつは一発で相手の急所を確実聞きに射抜いたことになる。
「もしほんまにそうやったら恐ろしいで…。」
独り言のように呟いた。
するとその瞬間
ドサっと何かが落ちる音がした。
(まさか敵兵の生き残りか？！)
頭で考えるよりも遥かに早く、身体は音のした方に向かっていった。
音のした方は戦地から少しだけ離れた森だった
たしかにこの辺りから音が聞こえた
周囲を警戒しながらあたりを見渡す。
目線の先には、横たわった人間がいた。
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未雨(プロフ) - エモンガさん» コメントありがとうございます。頑張って更新ペース上げてくのでこれからもよろしくお願いします！ (2023年2月26日 23時) (
レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年2月25日 17時) (レス) @page30 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
未雨(プロフ) - 天天さん» コメントありがとうございます。是非是非夢主ちゃん描いてあげて下さい！これからもよろしくお願いします！ (2023年2月15日 23時) (レス) id: 490941137f (このIDを非表示/違反報告)
天天(プロフ) - 未雨さんの書き方大好きです〜！夢主ちゃんの瞳の色も気になるところ！！良ければ描かせてもらってもよろしいでしょうか…？ (2023年2月15日 18時) (レス) @page21 id: bc837922a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未雨 | 作成日時：2023年1月24日 23時
