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私の横を三人が通りすぎた。
ちょっとしか見えなかったけど、私のすぐ横を通り過ぎた右端の人、めちゃくちゃイケメンだった。
真ん中の子は女の子っぽいし、左の人はすっごい赤髪だ。
不意に、ナンパの単語が頭に浮かぶ。
さっき私にナンパしてきた奴らは、断ったらあっさり何処かに行った。
「…もしかすると、最近はナンパなんて日常茶飯事なのでは…？」
明らか異常な考えだが、今は寂しさと怒りで頭がぶっ壊れているのだろう。
自分の行動力に全振りして、駆け足で三人の背中を追いかけ声をかける。
「そこの三人組さん！今から可哀想なお姉さんと呑みいかない！？お金払うから！」
最初に振り向いたのは赤髪の人だった。
私を見るとビックリした様子で、硬直してしまった。
ちくしょうコイツもイケメンだった。
次に振り向いたのは、女の子と茶髪のイケメンさん。
「え、俺達に言ってます？」
茶髪の人が口を開く。
ふわりとした雰囲気にピッタリの声。
やばいもしかしてモデルにナンパふっかけちゃった！？
「はい！あなた達です！」
ヤケクソで答えると、女の子は私をじっと凝視してから、赤髪の人と目を合わせた。
赤髪の人はビクッと肩を揺らして眉を下げて笑う。
「……えーっと、どーするよ、めいちゃん」
めいちゃん？女の子はめいちゃんって言うのか。
「俺！？俺に聞くの！？」
いやお前かーい！
「俺…は…えっと……いいんじゃないかなーって、思いますケド………」
茶髪の人…めいちゃんさんは私と赤髪の人を交互に見比べながらもごもごと言う。
「なるせさんは？」
へえ、この子なるせって言うんだ…可愛い名前だ。
「……………良いんじゃね？」
「boy！？！？」
男！？男の子なの！？
私が明らか失礼なくらい凝視してビックリしていると、女の子…じゃなくて、なるせさんという方は明らかに不機嫌オーラを放ちながら可愛らしい顔に怒りの表情を浮かべた。
「男ですけど？」
「っぷ…あはは！！百点満点の反応じゃん！！」
「っ…るせぇちゃんめいちゃん゛！！！！！」
「こらこら、そういう髪と化粧してるのはなるせさんでしょ〜」
なんかプチ喧嘩みたいなのが始まって、私はただ衝撃の事実に立ち尽くしていた。
不意にゆういつ名前が分からない赤髪の人の視線に気づいて、ハッとする。
「あ、あの…断って頂いたと言うことで……」
声をかけた時の威勢は何処へいったのやら、か細い声で言った。
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める(プロフ) - きゅんきゅん止まらないです💕続き楽しみに待ってます! (2月14日 2時) (
レス) @page32 id: 6642f03d42 (このIDを非表示/違反報告)
をわ(プロフ) - 更新ありがとうございます〜〜〜！！！相変わらず最高にきゅんきゅんしました、、、、、、、 (12月16日 2時) (レス) @page32 id: ab4027dd5b (このIDを非表示/違反報告)
晴瀬(プロフ) - 更新ありがとうございます！！低い声で圧をかけるなるせさんも弱々ふにゃふにゃなるせさんも刺さりました😇 (12月12日 15時) (レス) @page32 id: eab317b5b8 (このIDを非表示/違反報告)
まﾟ(飽き性)(プロフ) - たたたったさん» コメントありがとうございます！(¨̮)♡頑張ります！ (12月11日 18時) (レス) id: ea157a0718 (このIDを非表示/違反報告)
まﾟ(飽き性)(プロフ) - らるすさん» これ以上ないお言葉ありがとうございます！(TT)♡ (12月11日 18時) (レス) id: ea157a0718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ま゜ | 作成日時：2022年5月6日 2時
