✳︎✳︎ Junki ページ22
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いよいよ学期末
レポートやテストに追われる私たち
鬼のような文字数のレポートを求めてくる先生なんか
ほんとに一発ぶん殴ってやりたい
実家暮らしで、大学から家が遠い私は
テスト週間の今週だけ、
大学の近くで一人暮らしをする純喜の家から、大学に行かせてもらっている
睡眠時間と作業時間が取れて私としては本当にありがたい
純喜は、起こしてくれる人がいるのが嬉しいらしく
どうやらお互いWinWinで成り立っているようだ
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純「いや〜〜今日も終わったぁ!
明日でラストや」
「ね…もう疲れた……」
明日はテスト最終日。
お互いの山場は明日だ
私は、
明日提出するレポートが2つ、テスト科目が3つ
テストの内容は空きコマに頑張って詰め込むとして、
まだ途中のレポートは今日中に仕上げて、明日の朝一で提出してしまおう
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純喜と一緒の家に帰るのも今日が最後
学期末の課題は辛かったけど、
純喜が一緒だったから楽しかったな…
最終日を前にしてヘトヘトの私たち
「今日は作ったりするの面倒だね…コンビニでご飯買って帰ろ純喜」
純「せやな、今日はそうしよ」
時間を金で買うかーーーーとか割と大声で言うもんだから、周りからすればちょっとやばい人
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ご飯を食べてからは、
もうひたすら無言で、お互い黙々と作業を進めた
少し目が疲れて、
パソコンから目を離し、ぐーっと伸びをしていると
パッと純喜と目が合う
彼も疲れて眠いのか、いつもより二重幅が広い
純「10分休憩しよか!」
ニカッと音がしそうなくらい口角を上げてこう言った彼は
ラグの上で向かい合ってた私の隣に、
わざと肩がぶつかるように座ってくる
純「Aとずっと一緒に居れるなら、
テスト期間も悪ないな〜とか思ってたわ(笑)」
一緒に家出て、帰ってきて、
新婚さんみたいやったな!
恥ずかしげもなく言う純喜
「私も、純喜と一緒だったから頑張れたよ」
純喜の肩に頭をもたれると
そのまま私の顔を覗き込んで、
溶けそうな彼の目と、目が合うと私に長めのキスをした
純「実はな、毎日Aの寝顔撮っててん(笑)」
これ見て、と笑いながらスマホを見せてくる純喜
「ちょっと!!消してよ!(笑)」
また一つ
彼との思い出が増えた学期末
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作者名:Lynn | 作成日時:2021年10月24日 1時