検索窓
今日:5 hit、昨日:106 hit、合計:147,767 hit

ページ20

.







一「んじゃ俺先風呂行ってくる、


洗ってくれた?ごめんありがとう」




 

明日は俺やる、と洗面所に向かっていった彼



程なくすると、シャワーの音が聞こえてくる











急いで車に向かい、車内を探すけど、ない





仕事用のカバンの中に落ちてないかな、

…ない






玄関で靴を脱ぐ時にうっかり落としたとか?

そんなの音ですぐ気づくはず



.









もう一度水回りを見に行こうとした時













一「A〜こんなところに指輪置かないの〜!

無くすよ〜?」







浴室から一成の大きな叫び声が聞こえた







「え?!指輪?!」









勢いよく浴室のドアを開け、中に靴下のまま入り込む


湯気を逃すと

指輪を持った素っ裸の一成と目が合う



…素っ裸なんて今はどうでもいい。










「どこにあったのっ?!」






一「いや無くしてたんかい!(笑)


出窓のところに置いてあったよ?

こんなところ置くから無くすんだって」







あっ、そういえば…



お風呂を洗う時、指輪を外したんだった…




キッチンとは違って置き場所が決まってないから、

そのまま出窓に置いたんだった








「ごめ…一成、ほんとに…死ぬかと思った…」





指輪をぎゅっと握り、

その場にへたり込む私






一「だからそんなこの世の終わりみたいな顔してたのか(笑)





「してた…?」


一「うん(笑)」





「うわあぁ〜〜、よかった…ほんとに泣きそう」





一「じゃあ次やったらもう俺怒るよ?(笑)」




「…はい、

申し訳ございませんでした…、」






一「てかもう服も靴下もびちょびちょじゃん(笑)」




「あっ、(笑)」






一「もうこのまま一緒に入っちゃお?(笑)」






「ええ〜?」





一「まだ恥ずかしがってんの〜?(笑)


俺今全裸「うわあごめん!!!」









.



指輪紛失事件があってから、




指輪を外すことが想定される場所には


キッチンに置いてあるリングトレーと全く同じものを

点々と置くようにした








…ほんとに、見つかってよかった…(泣)







.

✳︎✳︎ Sho→←✳︎✳︎ Issei



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (110 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
557人がお気に入り
設定タグ:JO1
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Lynn | 作成日時:2021年10月24日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。