✳︎ Issei ページ14
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クリスマス
…一成と付き合って2年の記念日
一「今日は、待ち合わせでもしてみる?(笑)」
特別な日だから、と
前々からホテルのクリスマスディナーを予約していた私たち
一緒に住んでいるのだから、
そのまま一緒に行けばいいんだけど。
「いいね、待ち合わせにしよ!」
特別な日にお互いお洒落して、
駅前で久しぶりの待ち合わせをすることにした
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「一成、先に出るね〜」
この日のために下ろしたカジュアルなパーティードレス
一成に見られないように、コートを閉めて隠して外に出る
予約していた美容室に着いて、
ヘアアレンジをしてもらう
決めすぎない、
ゆるく巻いた髪を一つに纏めたスタイル
…彼に会うのがこんなに待ち遠しいと感じたのは
いつぶりだろう
早く会いたいな
.
一人でウィンドウショッピングをしながら
一成へのクリスマスプレゼントを探していると
もうあっという間に日は落ち、
待ち合わせの時間が近づいていた
.
駅前に向かうと
カジュアルなブラウンのスーツを着て、
姿勢良く立つ一成の姿が見える
改めて遠くから見ると、本当にスラっとしているなあ
少し早足で彼の元へ向かうと、
こちらに気づき微笑んでくれる
一「30分待ってた」
「うそ?!」
一「嘘だよ(笑)」
行こっか、と手を繋がれる
一「ねえ、めっちゃ綺麗じゃんA、
可愛い」
真っ直ぐでまん丸な瞳を嬉しそうにこちらに向ける彼
「一成も、大人っぽくてかっこいい」
センターで分けられた前髪が少し目にかかって
本当に大人っぽくて
いつも家でゲームをしている姿からは
想像もつかないほど、
"一人の素敵な男性"の一成に、ずっと胸がドキドキしている
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作者名:Lynn | 作成日時:2021年10月24日 1時