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皆とは少し時間をずらして風呂に入った。
なんとなく傷だとか痣を見られたくなかった。
顔や首には所々擦り傷があり縛られていた手首や踏まれたお腹には赤黒く痣が出来ていた。
これはしばらく消えないだろうなぁと思いつつ、体を隅々まで洗えば気持ちの悪い手の感触だとかが少しは薄れていく気がする。
浴衣を纏えば少しは気分がマシになった。
こんな日は甘い物を口にしたい。
自販機の前で少し悩んでいつもは飲まないけれどカルマくんの好物の煮オレを珍しく買って部屋に戻る。
「 あ、A良いとこに！ 」
部屋に入った途端、中村さんがニヤニヤとしながら肩を組んでそう言う。
部屋の皆の顔を見渡しても目がキラキラとしているし、なんだか嫌な予感。
誘導されるまま中村さんの隣に座れば倉橋さんの顔がずいっと覗き込んで来た。
「 Aちゃんってカルマくんとどういう関係なの⁉ 」
そんなことだろうと思った。
女子だもんなぁ、きっと私が来る前は気になる人とかを話していたんだろう。
それが私に対してはカルマくん固定ときた。
「 なんでカルマくん 」
「 だってあんたらいつも一緒にいるじゃん 」
で、そこんとこどうなの、とニヤニヤを深めながら聞いてくる中村さんはどことなくカルマくんに似てる。
そこんとこ、と言われても。
「 皆の期待してるような関係ではないよ。ただのお友達 」
「 噓だぁ 」
うん、今のは些か噓だったかもしれない。
ただのお友達、という形容に当てはまらないのは私もカルマくんもわかっている。
親友、というのもまた少し違う。
いなきゃならない相棒のような感じ。
「 だって2人一緒にいすぎてAちゃんに話しかけづらかったもん 」
「 あ、わかる 」
「 カルマくんが独占してる感が凄かった 」
私が考え込んでいると、皆が口々に言う。
まぁ、恋人とか、そんな風に取られても普通ならおかしくないのだろう。
一緒にいすぎているのは自覚済みだ。
でも、カルマくんに恋愛感情というのはあまりピンとこない。
恋愛とかいう枠を超えたような、形容しがたい感情で。
「 じゃあもしカルマに恋人が出来たらどうすんの？ 」
隣から中村さんがそう言ってくる。
カルマくんに、恋人。
それを想像しようとした時、ビッチ先生が部屋に入ってきて皆の興味はそちらに向いた。
挙句殺せんせーが乱入してくるものだから、私の感情のことなど忘れ去ったようだった。
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奏(プロフ) - ななさん» わ、ありがとうございます！ (2018年11月2日 11時) (
レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - オリジナル嬉しいです！ (2018年11月1日 16時) (レス) id: 4c73f4e37a (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - 妄想族同盟No.1さん» ありがとうございます！夢主ちゃんの性格は思い切り自分好みなので…そう言っていただけて嬉しいです！頑張ります！ (2018年10月12日 22時) (レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
妄想族同盟No.1(プロフ) - いつも更新ものすごく楽しみにしてます！とっても面白いです！夢主ちゃんの性格とか言葉遣いとか大好きです！これからも更新頑張って下さい！ (2018年10月12日 10時) (レス) id: fd6c898520 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - におさん» 全然文才なんてないですよ！頑張ります、ありがとうございます！ (2018年9月25日 19時) (レス) id: 9670b195a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏 | 作成日時：2018年9月14日 22時
