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1‐新時代の女王陛下 ページ4

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 この日本と言う国は野蛮な大人達に支配され、神々によって授けられた特別な「力」は権力と武力の為に奮われた。
 その力は本来争いの為に授けられたのではなく、自分の中で大切だと思える物の為に振るう筈であり神々もその力が希望へ導く事を心から望んでいた。

 ーーしかし、その願いを人間達は踏み躙り、悪しき想いを宿す者は自身の子までも蹂躙し2世代の子供等はそれぞれの自由を失い「大人」の支配下にあった。その時子供等の誰もが皆「自分達に自由は無い」と人生を諦めていた。
 
 それでも本物の自由を約束された未来を欲した子供等が居た。
その子供等はまだ不完全な力に人生と言う大きな代償を全て注ぎ込み8年と言う年月を掛けて大人達から政治の覇権を剥奪する事に成功し、まだ幼い子供等により新しい時代が幕を開けた。

 その時代は【無闇に奮う能力の禁止・人を殺傷する行為を禁止】とする争いの無い人も妖も平等に暮らして行く理想の世界を目的とされ、新たに結成された瓜澄(カスミ)党によって定められた法案、【(トウ)歴】が誕生した。

その際には国に最大級の魔術学園を設け、瓜澄党の党首を担う【女王陛下制度】を設立され、女王陛下に撰ばれた者を国の国宝・母になる事を約束された。
その制度を耳に挟んだ世の女人は魔術学園に女王陛下になると言う夢を膨らませ必死に勉学や魔術学に励んでいた。が、女王陛下になる事はそう甘くはなく、選ばれる秀才は極僅かであった。

だが、彼女は違った。

その血からは底知れぬ魔力を宿し歴代の女王陛下も到底敵わぬような力で一気に女王陛下へと成り上がった。

それが『神々廻 A』と言う言霊の力を持つ少女であり、魔王の血を引く者。


冷酷非道な態度は魔王と瓜二つで玩具を見つけてはその玩具が壊れるまで遊び尽くす人柄。


そんな彼女は今日も国を、世界を見下す。









『結局はみんな崩れて行く物なんだよ。生き残れる者なんて誰も居ない、世界が終焉を迎えるのもそう遠くではないのだからーーー…』

2‐玩具の処理→←本編案内・注意点説明書



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碧@あおい(プロフ) - さぬきさん» そうですね、何時も何時も不安になることがあります。私は読者様に分かりやすい文章を見てほしいのですが、イマイチ上手く書けているかわからなくなるんです。それが改行の理由かも知れませね (2019年5月9日 22時) (レス) id: 7bbb5d9c34 (このIDを非表示/違反報告)
さぬき(プロフ) - 設定を見て、世界観すごく作り込まれてるなと感じました!地の文もしっかりしていていいです!しかし、3点リーダーは偶数個使うといいと思いました!あと、不自然に改行が初めの話に多いなと思いました。これからも頑張ってください! (2019年5月9日 19時) (レス) id: 640a4ce08b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るみえーる | 作成日時:2019年4月20日 17時

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