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Aside


つばめ「さあ、みんなバカになろう!これを着て、カバ…いや、バカになろう!」


つばめちゃんが投げた巾着に入ってたのはモテてー!と書いてあるピンクのゼッケン。


つばめ「10分。10分だけでいい。一緒にバカになっ

てくれませんか?本気になるなんてかっこ悪い。そ

れは、ダメだった時の言い訳が欲しいから。せっか

く本気になったのに、もしダメだったらどうしよ

う。そんなこと考えて保険をかける。弱いクラブも

同じ。本当は本気でやりたいのに。本当はもてたい

のに。日陰のくせにとか言われるのが怖くて、俺立

場分かってますよーって言い訳する。でも、そんな

物分りのいいふりはもう飽き飽きじゃないですか?

何がダサいの?何がかっこ悪いの?絶対に勝てる勝

負だけする方が、かっこわるくないですか?時間の

無駄?そうです。その通り。今やっていることは将

来何の役にも立たないかもしれない。でも、だか

ら、好きなことを本気でやれるのは今しかないんじ

ゃないかな?一生を決める大事なタイミングだから

こそ、今やるべきなんじゃないかな?だから、バカ

んなって、熱くなろーよ!私…」


そこまで言うと、つばめちゃんは拡声器を置いた。


つばめ「私…須堂夏樹くんのことが、好きでした!」



A「え?」



玲奈「え?なになに?」



エミリー「まじ?修羅場?笑」



つばめ「嫌なことされてる時も、最初は相手にされ

てもらってるって、馬鹿みたいに浮かれて…本気で

ウザがられてるって分かったのは、生徒会長になっ

てからだった。」



美森「信じられない笑」


玲奈「ばかじゃない?」

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作者名:薮担の紫式部 | 作成日時:2018年9月26日 19時

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