だいすき。 (ページ25)

今日:2 hit、昨日:41 hit、合計:55,149 hit

>>24 ページ25

Aside

A「あれ？つばめちゃん？」

つばめ「？あ！Aさん！」

A「どうしたの？」

つばめ「部活の様子見ようと思って。」

A「じゃあ、一緒に見ない？私も見学に来たの。」

アリーナのドアを開けるとキャー！という大きな歓声に思わず耳を塞ぐ。

体育館のコートを一面占領しているバスケ部に対し、剣道や卓球は端の隅っこの方で練習している。

タクト「邪魔だっつーの、もっと隅でやれよ！」

夏樹「いいよタクト。休憩だ。お前らモップがけ頼むわ」

夏樹が呼び掛けると言われたメンバーがモップがけにいく。

油森「あのカッコイイユニフォームも椅子も。全部生徒会からの部費で揃えたんだ。」

つばめ「でも、あんなにダラダラ練習して。本気で頑張ってるように見えないけど。」

話を聞いてると急に後ろから引っ張られよろめく。

夏樹「お前さぁ。なにしにきたわけ？」

つばめ「あ、ちゃんと部活動やっているか、確認しに…」

夏樹「ちゃんと…皆部活なんてファッションでやってんだろ」

つばめ「ファッション？」

夏樹「うちは全国常連の強豪校でもないし、本気でやる意味なんかないだろ。その証拠に見てみろ。だせーヤツらがなにをやっても見向きもされない。だせーやつがだせーことやってるって馬鹿にされるだけだろ」

そのまま腕を引っ張るのでついていく。