デウス・エクス・マキナ*２ ページ19
TrickstarとKightsのパフォーマンスは特にこれといった問題もなく進んでいった。
まあ一つ懸念すべきは。
「AくんAくん！あそこにいるのが我輩の弟じゃよ！きゃー！愛いのう、世界一、いや銀河一愛い！この世のかわゆいをデロデロに煮込んで固めたとしか思えんもん！」
「わかっ、わかった！わかりましたから！」
さっきっから俺の肩を全力で揺すりながら、ファンのお姉さんたち以上に大はじゃぎしている零先輩が煩いってことくらいだ。さすがはブラコン。肩外れそうだよ。
たぶん、あの少し気だるそうにしてる、黒髪のお兄さんが弟さんなんだろうけど……。
(意図的に目合わせないようにしてるよなぁ。話に聞いてたけど、零先輩、めちゃ嫌われてる)
だってこのテンションならフツーに気づきそうだもん。あえて知らんぷりしてるに違いない。
というか……。なんだろ、弟さんのこと、どっかで見たような。しかし思い出そうとすると悪寒がするし、気のせいということにしておこう！
そんなこんなで順調に事が進んでいると思われていたが。なんの因果か、自体はあっさりと急変した。
｢お待たせしました、真打登場！Tricksterの明星スバルと遊木真だよっ｣
その1。明星先輩と遊木先輩が遅れて舞台上にあがってきた。まあこれはまだわかる。
その2。
｢ゆ〜う〜く〜ん？｣
いつもは綺麗に整えられている髪を乱した瀬名先輩が、怨念を込めながら舞台へ這い上がってきた。……わからん。これはわからんぞ！！
｢げっ、泉さん！｣
｢うわっ、瀬名先輩？！｣
遊木先輩と俺の声が重なる。
最初は瀬名先輩に似たやべぇお化けがいる、と現実逃避してみたものよ。間違いない。あれは本物の先輩だ。
零先輩に何が起きているのか説明を求めようにも、隣を見るとそこに姿はなく。え、いつ消えたの？
｢なに？これもパフォーマンス？｣
｢わかんない。けど様子が変じゃない？｣
｢えー。なんか訳あり……？｣
異様な事態に周囲がざわつき始めた。
舞台上ではなにやらKnightsの面々が言い争っていて。話の内容まで聞こえてこないけど、司が瀬名先輩に詰め寄っているのはわかった。何かアクシデントがあったのかな。あんなに慌てた司は見たことない。
心配になりつつ状況を見定めていれば。
｢みんな聞いてくれ！｣
突然。衣更先輩がマイクを握りしめて、皆に訴えるように声を上げた。
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koeno(プロフ) - めっちゃ面白かったです！！素敵なお話をありがとうございました！もし続編を書かれるのであればぜひパスワードを教えていただきたいですー！！ (4月7日 0時) (
レス) @page49 id: 3ec6efc790 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編みたいです！ (4月2日 17時) (レス) @page49 id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
0nm3264922j626v(プロフ) - 続編めっちゃ読みたいです！是非！お願いします！ (4月1日 20時) (レス) id: 203b2c7fc8 (このIDを非表示/違反報告)
ただのヲタク(プロフ) - 続編読みたいです！すごく楽しく読ませてもらいました！ (3月30日 9時) (レス) @page49 id: 9a68619e2b (このIDを非表示/違反報告)
ダイ - もう、めちゃくちゃ面白かったです！受験勉強後回しにして(？)2日で読み終わりました！ぜひ！続編読ませて欲しいです！ (2月26日 23時) (レス) @page49 id: aa1dedb486 (このIDを非表示/違反報告)
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