推しと青春始めます。【名前変換オリジナル】

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「…ごめんね、こんな暗い話」





柚「…大丈夫、悪い…言いたくないはずなのに」







「ううん、いいの…私が聞いて欲しかったの、だってもう私達は友達でしょ？」




柚「…うん」









初めて誰かにこの話をした。



…あれ、でもそういえば









「そういえば、お母さんのお葬式の帰りに誰かに会ったんだよね」




柚「…誰か？」





「同い年くらいの男の子、その日は雨だったんだけど傘もささずにずぶ濡れで座ってて…思わず傘をあげちゃったんだよね」





柚「それじゃ椿が雨に濡れんじゃん」









「ううん、お葬式は都会でやったからそのまま父さんとタクシーに乗って帰ったの」







あの男の子、今頃どうしているのかな






あの時は私は絶望してたからあんまり覚えていないんだけど…



確か…




『君も一人なの？…私と一緒だね』






とか変な話しかけ方しちゃったんだよね〜…








柚「そっか…」




「うん、ごめんね！今は大丈夫だから平気だよ？」








柚「…強がらなくていい、椿が辛い時はみんながいる。絶対にみんなで椿の事助けるから」





なんだろう、柚君の言葉が今はとってもうれしい









「…ありがと！」



柚「！/////」









瑠衣「あー！なんの話ししてんだよ〜！」


北斗「柚が酒井を口説いてる」



一樹「あ〜！椿〜」


委員長「一樹くん♡はぁぁぁぁん！♡」









「…あはは笑笑」







こうして波乱のデートは幕を下ろした。

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