検索窓
今日:20 hit、昨日:11 hit、合計:29,403 hit

ページ34

「え、か、叶?!」


『ん、やっほ。やっと来た〜』

「いや、やっと来た〜、じゃなくて!え、何してんの?!」
『え〜?かわいい彼女と一緒に帰ろうかなぁって』

「だからってこんな時間に来ることないでしょうよ…」
『こっちのセリフ!!部活ないんだから早く帰ってきなさい!もう暗いです!何時だと思ってるんですか!』



ぷりぷり私を叱る叶。

パッと見、いや、パッと聞き?は可愛いけど、目がちょっと怖いですよオニイサン。



「…それは、、ごめんじゃん。」

『うむ。わかればよろしい。』

『てことで!一緒にか〜え〜ろ!』
「…わかりましたよ」

『え〜?なんか嫌そうじゃない?僕悲しいめう…』
「はいはいぴえんぴえん」

『うん、軽くない?僕本格的に泣くよ?』
「はいはいぱおんぱおん」

『ダメだこいつ聞いてねぇ』



こんな風に戯れ合いながら下校するのはいつぶりだろうか。

懐かしさと切なさでちょっと胸が痛い。



『な〜に考えてんの』

「わっ!!!」


はい耳弱い〜!と煽ってくる叶に思わず拳が出、、そうになった。


「耳元で喋るなって言うの何回目よ!」

『ん〜7億くらい?』
「そんだけ言われている自負があるならいい加減止めることをお勧めしよう」

『だがことわ「あ?」…ごめぅ』


ん〜、だってさ!と、わりかし真剣そうな声色で叶は言った。


『僕と帰るの、そんなに嫌?』


「…えなんでそんなこと言うの?」
『自分の行動言動振り返ってくれAよ。』


『なんかちょっと、嫌そうじゃん、、?』


おちゃらけたように、でも、少し寂しそうに叶は言った。

○→←『放課後と天使』



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (88 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
189人がお気に入り
設定タグ:kne , 2j3j , 2434
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Loaro(プロフ) - 琥珀さん» よし、結婚しよう。(ごめんなさい) (2022年8月27日 22時) (レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
Loaro(プロフ) - 香香さん» やりたかったことが完全に伝わってて嬉しいです…!汲み取る能力が素晴らしい…さてはお主、国語得意だな…?ってなりました!ここまで読んでくださりありがとうございました!! (2022年8月27日 21時) (レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - Loaroさん» 心の支えになれていたのなら良かったです、、!大丈夫です、既に他の作品も全て読んでます( *˙ω˙*)و グッ!どの作品も好きです!これからも応援してます! (2022年8月27日 15時) (レス) id: 120e896437 (このIDを非表示/違反報告)
香香(プロフ) - とても、面白くて一気読みしていました。最初は、ハッピーなのに、途中から暗くなって、でもてぇてぇが多くて、最後泣きました笑。完結、おめでとう御座います。いままで、ありがとうございました。 (2022年8月27日 13時) (レス) @page50 id: f83ea808de (このIDを非表示/違反報告)
Loaro(プロフ) - ハルカさん» ありがとうございます!!たくさんの方に読んでいただけて有難い限りです…!文才皆無ですが暖かい言葉をかけて下さりありがとうございます!!今後ともよろしくお願いします! (2022年8月27日 2時) (レス) id: 1870c4dcab (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Loaro | 作成日時:2022年5月8日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。