検索窓
今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:29,224 hit

『放課後と天使』 ページ33

「疲れた〜!!」

「お疲れ〜。どう?慣れてきた?午後授業。」
「う〜ん、、まだあの時の感覚が取り戻せない、、!」
「主人公が旅の途中に出会うしばらく魔法使ってないタイプの猛者みたいなこと言うやん。」
「早口オタクやめろ詳しいな」



最近私は、午前授業だけでなく、全ての授業に出席し始めている。

あの時よりかはだいぶ落ち着いたし、勉強を頭に入れられるほどの余裕はできた。


ただ一つ言うならば、ずっと変わっていない席の環境が、少し苦しいくらいだ。



隣の席をそっと見つめる。

うん。やっぱり視界滲むわ。




「純恋、今日一緒に帰らん?」
「わり、今日先約あるんだわ。」

「ん〜!おけおけ〜、また今度な〜」
「うん!ごめんね〜」



教室から出た純恋の背中を見送る。

先約、というのは彼氏のことなんだろうけど、私のことを気にしてくれて、純恋は彼氏の話を
しなくなった。


別にいいよ、って伝えてはいるんだけど、やっぱり気にしてくれてるみたい。



純恋には、叶のことを話そうとした。

でも、きっと狂っちゃったって思われると思うんだ。


私が叶のこと大好きなの知ってるからこそ、純恋は心配してくれるから。



「あやっべ。晩ご飯!!」




今日は親がいないから、帰ってご飯の準備をしなければいけない。

幸いなこと(?)にあのあと部活は退部して、帰宅部になったからすぐに帰れる。



下駄箱に向かい、靴を履き替える。


ほとんどの生徒は部活が既に帰っているかの時間帯なので、若干薄暗くなった空に、一人で帰路へと着く。


いや、着こうとした。



「え、か、叶?!」

○→←『日常と天使』



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (88 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
189人がお気に入り
設定タグ:kne , 2j3j , 2434
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Loaro(プロフ) - 琥珀さん» よし、結婚しよう。(ごめんなさい) (2022年8月27日 22時) (レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
Loaro(プロフ) - 香香さん» やりたかったことが完全に伝わってて嬉しいです…!汲み取る能力が素晴らしい…さてはお主、国語得意だな…?ってなりました!ここまで読んでくださりありがとうございました!! (2022年8月27日 21時) (レス) id: 7d4f6a96b8 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - Loaroさん» 心の支えになれていたのなら良かったです、、!大丈夫です、既に他の作品も全て読んでます( *˙ω˙*)و グッ!どの作品も好きです!これからも応援してます! (2022年8月27日 15時) (レス) id: 120e896437 (このIDを非表示/違反報告)
香香(プロフ) - とても、面白くて一気読みしていました。最初は、ハッピーなのに、途中から暗くなって、でもてぇてぇが多くて、最後泣きました笑。完結、おめでとう御座います。いままで、ありがとうございました。 (2022年8月27日 13時) (レス) @page50 id: f83ea808de (このIDを非表示/違反報告)
Loaro(プロフ) - ハルカさん» ありがとうございます!!たくさんの方に読んでいただけて有難い限りです…!文才皆無ですが暖かい言葉をかけて下さりありがとうございます!!今後ともよろしくお願いします! (2022年8月27日 2時) (レス) id: 1870c4dcab (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Loaro | 作成日時:2022年5月8日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。