最弱＝最強【stpr】[3]

story149 ページ49

ころんside





こ「……」






る「……」






ジ「……」






な「……」







全員無言。






最近はみんな、ピリピリしている







実は、Aを交代制で見るって言うルールがあるんだけど…







まぁ、つまり簡単に言うと






僕と莉犬くん、るぅとくんはすぐに交代しない
　
　

　 ↓

さとみくん、ジェルくん、なーくんは交代させようとする
　
　
　 ↓


それでも交代しない僕たち



　 ↓



まぁ、お互いイライラするよね






そんな感じ








昨日…いや、一昨日か







僕とさとみくんは大喧嘩をした





ーーーーーーーーー




さ「ころん。交代」






こ「やだ」




さ「…引っ張りだすぞ」





こ「……」





さ「…はぁ…ころん」




こ「…………」






さ「…お前、いい加減にしろよ？」






ここからさらにヒートアップ




こ「なに？さとみくんはAが心配じゃないの！？」





さ「なっ！！心配に決まってるだろ！！ただ、俺はお前達にも倒れてほしくないから言ってるだけで！！」






こ「そう言うのいらない！お節介だよっ！！」






さ「………」ﾌﾞﾁｯ





こ「…！！ぅあ…ぇ…」




ーーーーーーーーーーー





お節介って言ったのは今でも後悔してる





さとみくんが僕を心配していってくれているのはわかってた




でも…Aも心配で。少しくらいいいじゃんって思ったんだ




こんな感じのやり取りするのは喧嘩の前の日もあって




お互いイライラして、ついに僕がキレたんだよ





どうして…もう少しくらいそばにいたっていいじゃん。さとみくんはAが心配じゃないのかって







それで…あんなことを言った






こ「……(僕のバカ)」









さ「！！リビングにいるやつ！Aの部屋にこい！！！！急いで！！」






こ「…！？」ﾋﾞｸｯ






る「ぅえ…！？」






な「な、なに…？」





ジ「急いで来いって…」





突然、さとみくんの大声が聞こえて







こ「……と、とにかく行こう！！」






ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ




ｶﾞﾁｬ！！







入って一声目。







さ「！Aの目が覚めそうなんだ！声がした！」







こ「………はっ！？」






Aの目が覚めそう…







目が覚めるかなんてわかんないけど、それだけで本当に嬉しかった

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