三角屋根2 ページ5
彼の近くまで行くとこちらに気づいたみすみんが笑顔で手をブンブン振って私を呼んだ
その笑顔はほんと可愛いくて可愛いくて
自分が女なのが謝りたくなるほどの可愛さ
「A!見てあの三角!!すごい綺麗だよ〜!」
三角屋根を指さして笑う彼に
「そうだね」
と返しながら
「みすみんこのあとはそのまま寮に向かうの?」
と本来の目的に話をそらす
そーしないと三角屋根についてみすみんが語り出しちゃうからね
語り出すとかるーく数十分はそのままだから
いつもなら聞くけど今日は予定があるから切り上げてもらわなくては
「えっとね〜そのまま向かうよ〜!」
三角屋根から意識が逸れたので
本題について話を続ける
「集合時間からもう30分くらいたってるけど寮に行く時間って大丈夫?」
「え?あっ!!ほんとだー!!
A!急がないと遅れちゃう!」
その声を聞き慌てて走り出そうとした時
私の体がふわっと浮いた
「え?」
「A、ちゃんと掴まっててねー!」
これは世にいう
横抱き!姫抱き!お姫様抱っこじゃないかぁぁぁああああ!!!!
「みすみん?!ちょっと待って!!」
「行くよー!!」
そのあとみすみんは私の言葉なんてお構い無しに
人がいっぱいいる公共の場であるにも関わらず
私をお姫様抱っこして走り出した
恥ずかしさと嬉しさで悶えながらも
私を抱っこしでるというのにかなりのスピードで走るみすみんに必死で抱きつき
落とされないようにするのは大変だった
ほんとに大変だった!!!!
十数分後みすみんのスピードが落ちてきて止まったかと思うと大きな声で
「ついたー!!」
と言うので目の前の建物に目を向けると大きくて綺麗な三角屋根の寮が目に入った
「おぉ...でっか...」
私がそう呟いてる間にみすみんは普通に中に入っていく
普通に中に入っていく...??
「待って!みすみん!!ストップ!!とまってぇぇぇえええ!!!」
私の叫び声も虚しく
私はみすみんにお姫様抱っこされたまま
寮の中に入ってしまったのだった
「ただいまー!!」
元気よく寮内に入るみすみんの声に
奥の部屋から「おかえり」と言う声がしたと思えばこちらに向かってくる足音が聞こえてきた
「みすみんありがと!そろそろ下ろして!」
急いで下ろしてもらおうとしたのも虚しく
ガチャッと扉の開く音
私はみすみんに抱えられたまま
扉を開けたまま固まる女性に
挨拶をすることになってしまった
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ラビ(プロフ) - 藍羽 -awa-さん» 綴の作品と同列進行なので更新ペース遅くてすみません!コメと応援ありがとうございますがんばります! (2018年9月24日 11時) (レス) id: e4d1cbeb86 (このIDを非表示/違反報告)
藍羽 -awa-(プロフ) - はじめましてー!!ほんともうごめんなさい突然!私も三角だーいすきで!すごくすごく気に入りました!更新頑張ってくださいね!応援してますっ! (2018年9月24日 1時) (レス) id: 9753f354a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラビ | 作成日時:2017年11月5日 13時