【d!】無口な僕と彼ら〔3〕

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Aside

あれから数日、今日は考査初日なのだが、数学IIと英会話と倫理という1時間目と2時間目が地獄みたいな日程ですごくつらい。

ため息を零しながら学校に行き、教室に向かう。

指定された席につけば、机に突っ伏して何も考えないようにする。

大丈夫、今まで勉強してきたんだから、凡ミスしなければある程度は取れるから。

となんとか自分を落ち着かせて、テストを受けた。

無事に3時間終わり、課題も提出して各自解散という形に

大丈夫だろうか、と不安になりながらも帰り支度をした。

と言ってもほとんど自習の用意しかなくて軽いんだけどね

na「よぉーし、息抜き行こ」

と直央に引っ張られやってきたのは兄さんのカフェだった。

ni「いらっしゃい、テスト初日お疲れ様」

とミルクティーを用意してくれる兄さん。

それを飲んでほっこりしていた。

ni「相変わらずカーディガンだけど暑くないのか？ そろそろ」

なんて聞かれる。

確かにそろそろ体感的には暑く感じて来るのだろうな。

今はまだだけど。

na「ダメだよ、夏になっても長袖は、熱中症になるよ」

と直央に注意される。

夏になったら薄手の上着着るからある程度は注意してるんだけどなぁ。

肌を露出するのが好きじゃないだけで、半袖とかは普通に着てるし。

中身まで暑かったらガチで熱籠って倒れかけないし。

でも、ここはいい避暑になるよなぁ。

少しするとグルッペン先輩とオスマン先輩、トントンくんがやってくる。

na「トントンくんが2人に付き合ってるなんて珍しいな」

とつぶやく直央

一緒にいるイメージやけどね。僕からしたら。

os「あ、やっほぉ、Aちゃん直央ちゃん」

そう言って駆け寄ってくるオスマン先輩。

こういう所があるから女子に可愛いと評判なのだろうか。

ni「そういえば、最近どうなのA」

そう聞かれる。

それを聞いた他の人は

gr「兄さんに相談ごと…！！ 好きなやつがいるのか？！」

na「ちょ、聞いてないんだけど？！」

と問われる。

僕別に好きな人いないんだけど。なぜそっちに勘違いしたよ

兄さんが言ってるのって、相談事のことだよね

「…良くはなってない」

そう言うと4人ともはてなマークを浮かべる。

ni「そうか、めんどいなそういうのは」

と兄さんは僕の頭を撫でる。

何の話かと問われる。

そうだ、話をしよう。

この前ぴくとくんとした話の延長線みたいな話

「…夢の話…する？」

僕はそう持ちかけた

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