20柱 ページ4
皇は廊下を全力疾走していた。黒部の説教の声を無視して。そして行き着いたトレーニングルームで越知と毛利を発見する。
『月さん!!』
「皇、久しぶりだな。」
全力でこちらへ向かって来た皇をもろともせず、真顔を貫いている。目は長い前髪であまり見えず、本来の表情は分からない。
「(今日の昼は蕎麦にしよう…)」
『(きっと難しいことを考えてるんだろうな…)』
「多分月さん今日のお昼ご飯考えてるだけやで」
『そんなはずないでしょ。あなた月さんを侮辱するおつもりで?』
「確かに月さんはかっこええけど今のは本当にお昼ご飯考えてたで!!」
どうでもいいことで口論が始まった。それを見て越知はどうしようかと思い、皇と毛利の名前を呼び、練習に戻るよう伝えた。
「…早く練習に戻れ」
『「はい!!すみませんでした!」』
『…寒いわね』
コートに戻った皇が発した最初の言葉だ。それもそのはず、現在は11月(推定)の中頃で、紅葉のピークもすっかり過ぎている。そんな中半袖短パンで外に出ているため、寒いと感じるのは当然である。
『ジャージ持ってこよ…いや待てよ、動いたら暖かくなるからジャージいらないのでは?…よし!わざわざ戻るのも面倒くさいからやーめた!そこら辺でも散歩しようかしら』

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満天月(プロフ) - らむねさん» わー!ありがとうございます😭😭😭嬉しすぎる…これからも更新頑張ります! (2024年7月8日 23時) (レス) id: 926df43012 (このIDを非表示/違反報告)
らむね(プロフ) - 満天月さん» え?作品のお話好きすぎる、面白いです!更新応援してます! (2024年7月2日 13時) (レス) id: b1ab3f354a (このIDを非表示/違反報告)
満天月(プロフ) - 気軽にコメントしてください‼️リクエスト募集中です! (2023年6月21日 16時) (レス) id: 8a6f3b6566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よいよい | 作成日時:2022年10月29日 22時