その4 ページ8
リオネスSide
待ち合わせの場所に行くとエミリア様がすでに待っていた。
リオネス「エミリア様!すいません。お待たせしてしまって…」
エミリア「ううん、そんなに待っていないから大丈夫。じゃあ、リオネスも来たし、王都の探索しようか!」
リオネス「えっ、用事はあらかた済んだらお屋敷に戻られるのでは?」
エミリア「そうだけど、せっかく王都に来たんだし、用事も早めに終わったから帰る前に少し王都を見るのもいいかなって。」
おかしい。先程の事といい、エミリア様がこう言っているのを聞くのは二度目出し、そもそもエミリア様とここでおちあうのが二度目だ。一体何が起こってるの?やはり時間が戻っている。だとしたら、それをする理由や方法は?そんな事を出来る魔法はないし……
エミリア「リオネス?」
リオネス「ハッ、はい。エミリア様。なにかご用ですか。」
エミリア「ううん。でも、なんだか気難しい顔してたから。なにか悩み事?」
リオネス「エミリア様が心配なされる位の顔してましたか?」
?「うん、リオネスにしては珍しい位に顔が険しかったよ!」
リオネス「パックが出てくるなんて珍しいね。いつもはエミリア様の結晶の中にいるのに。」
パック「それだけ僕もリアと一緒に心配してるんだよ。リオネスは僕にとってリアと同じ位大切だからね。」
驚いた。パックはいつもエミリア様が一番大切だと思っていたから。
リオネス「そうなんですか?てっきりパックはエミリア様を一番に考えてるのだと。」
パック「確かにそうだけど、君はリアの事を見た目で判断しなかったからね!リアも君のこと信頼しているし、僕としてはリアの騎士としてリアのそばにいてくれる君はリアと同じ僕の娘に他ならないと思っているよ!」
リオネス「娘……」
まさかパックにそんなこと言われるなんて。それに、
パック「嫌だったかい?」
リオネス「いえ、そこまで信頼されるなんてとても光栄ですし。今の私にはお兄様だけですから。」
私にとって家族と言えるのはお兄様以外にはいないから。
エミリア「…………リオネス!」
リオネス「!?は、はい!エミリア様。」
エミリア「私とパックにとってはリオネスは家族だから!大切な人だから!だからね、そんな悲しい事言わないで。」
本当にこのお方には驚かされる。この人にあったのはほんの少し前なのに……
そんな事を言ってくれる貴方が
リオネス「エミリア様……、ありがとうございます。」
私は大好きです………
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ぬぬぬ(プロフ) - こちらこそ!!!! (2019年4月6日 13時) (レス) id: 62aeac2e51 (このIDを非表示/違反報告)
燐華(プロフ) - ぬぬぬさん» お久しぶりです。全然投稿できてなくてすいません。今後も更新遅くなったりするかもですがこれからもよろしくお願いします。 (2019年4月5日 14時) (レス) id: b2f53633a0 (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - 久しぶり! (2019年4月5日 12時) (レス) id: 3f9e630672 (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ - 頑張れ! (2018年6月21日 19時) (レス) id: 89e1627ff4 (このIDを非表示/違反報告)
燐華(プロフ) - ぬぬぬさん» お久しぶりです。応援ありがとうございます!これからも頑張りますね! (2018年6月20日 0時) (レス) id: b2f53633a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:燐華 | 作成日時:2018年5月1日 23時