大切な話。家族が１人増える・・・・・・・？ ページ38
母さんは俺達の事を呼んだ。
どうやら、ご飯の用意が出来たらしい。
俺は澪莉のスピードに合わせて、階段を一段一段降りて行った。
椅子に座るともうご飯が並べられていた。
一口、食べ始める。
二口、三口、どんどん食べ進んで行く。
皆が食べている途中、母さんが話し始めた。
皆良く聞いて。大切な話が有るの。
ああ、これか、さっき言っていた「大切な話」って言うのは。
実は、今度この家に家族が増えるの。
全員で６人家族になるのよ。
ゴホッ！！
行き成りの言葉に吃驚して、俺は咽る。
一方の汐莉と澪莉はもう分かってた様な顔をしてご飯を食べて居た。
言い方を変えると・・・・養子を引き取る事にしたの。
孤児院で色々手続きを済ませたし、後は向うの子の承諾だけなのよ・・。
でも、サッカー好きだって言う子だし、篤志と話も合うと思うわ。
・・・・・・行き成りで吃驚したけどさ、楽しくなるならいいと思う。
・・・そう、篤志が了解してくれてよかった。
俺が了解して良かった？
うん。その子が篤志よりも年下だから・・・・・
あ、でも少ししか違わないわよ？中学生だし・・・・・・・・。
どちらにしても大丈夫だって、弟でも妹でもいいよ。
そう、それなら安心ね。
その子が承諾すれば明日、明後日には家族の一員よ。
私達より年上何だって、汐莉。
またお兄ちゃんが増えるね、楽しそうで嬉しいな・・・・。
でもお姉ちゃんかも知れないよ・・・・？
どっちだって楽しいから良いよね・・・・・。
うん、楽しければ良いよ、毎日が楽しければ・・・。
俺はご飯を食べ終わり、部屋へと向かった。
そしてベッドに寝転がり有る事を思っていた。
―――――――――――養子、か・・・・・・・。
きっと倉間も孤児院で生活せざるを得なくなるんだろうな・・・。
俺の家にやって来るって言う人が倉間なら、倉間だって楽しいよな。
親が居ない中皆で暮らす・・・・一見楽しそうにも見えるけど、
やっぱり家族と居る方が幸せなんだろうな・・・・・・。
俺がそんな事を思っていても、如何しようも無い事は知っていた。
理解してた。
でもやっぱり忘れられない。
倉間・・・・アイツだって泣きたいに決まってんのに。
俺はそのままベッドで寝ていた。
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青山 俊介
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志篤（（せつねちゃん(プロフ) - 凛華☆さん» 更新楽しみにしてくれるなんて嬉しいです＾＾/// 小説、検定、じっくり見させて貰います♪ (2012年4月9日 21時) (
レス) id: c983548d18 (このIDを非表示/違反報告)
志篤（（せつねちゃん(プロフ) - ちびねこさん» 切ないですよね・・・でもこれからは面白くして行くんで宜しくおねがいします♪ (2012年4月9日 13時) (レス) id: c983548d18 (このIDを非表示/違反報告)
志篤（（せつねちゃん(プロフ) - そらっぴー★さん» ｔｈａｎｋ ｙｏｕです！ 頑張って更新しますー＾＾ (2012年4月9日 13時) (レス) id: c983548d18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：志篤（（せっちゃん | 作成日時：2012年3月31日 22時
