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昨日はみんな、状況を整理するのにいっぱいいっぱいだったから美森とも夏樹とも話すことはなかった。
南の思惑通り、居場所が消えた反逆者の代わりに再びプラチナの勢力が増していた。
バスも娯楽室もプラチナのもので、娯楽室は以前と同じように本来の形に戻った。
波留「女王様復活か」
陸「魔女狩りをした救世主ってとこかい?」
タクト「だな」
みんなどこかでツバメちゃんを信じたいと思っているんだと思う。
今までより棘のあるような気がした。
空気を読まず、娯楽室にツバメちゃんはやって来た。
そんなツバメちゃんに南は近寄って、噛みつく。
南「何しに来たの。」
ツバメ「あの、雫井さんと…。」
A「だぁれ?雫井さんって。私も南も知らないよ。」
ツバメ「で、でもっ…!」
彗のことを聞こうとするツバメちゃんに、南は生徒たちの署名が書かれた紙の束を渡した。
南「はいこれ、みんなから集めた追放署名。この学校に、あんたの居場所はもうないの。」
決定的な事実が南の口から告げられた。
玲奈「裏切られた気持ち、わかる?」
エミリー「あんたに乗せられちゃった人間ほど、…心が痛くて苦しいんだから。」
A「だって。あんた責任取れるの?」
背中から夏樹と美森の視線が突き刺さる。
今の二人の目には、私はどう映っているのだろうか。
南「行くよ?」
南の号令で私たちは娯楽室を後にした。
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莉奈(プロフ) - 杏梨子さん» ありがとうございます。コメント嬉しいです! (2015年3月20日 19時) (レス) id: 13e5644e06 (このIDを非表示/違反報告)
杏梨子(プロフ) - 更新頑張って下さい! (2015年3月20日 17時) (レス) id: 0f01714dcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉奈 | 作成日時:2015年3月17日 0時