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夏樹「あー、つまんねぇ。」
美森たちと話していると、夏樹がみんなに聞こえるように言った。
A「夏樹…?」
夏樹「何か面白いことでもないのかな。」
波留「じゃあ卓球部でもからかいに行く?」
美森「それ面白そう!」
夏樹を始め、波留や美森も動き出した。
タクト「あー、俺パス。…帰るわ。」
夏樹「あぁ、お前今日塾だもんな。」
夏樹の隣で私はタクトに、バイバイと手を振る。
波留「お前の親父、超うるせぇもんな。」
…が、タクトは足を止めた。
スッと背中に隠した手に気づいた南に笑われた…、すごく恥ずかしい。
タクト「あ?うっせぇ。」
波留の言葉にイラッとしたタクトは波留の肩を押した。
南「何荒れてんの?」
波留「冗談だよ、冗談。マジになんなよ。」
夏樹「ほっとけよ。こいつ時々熱くなっからな。」
夏樹は波留を制してまた歩き出した。
A「夏樹…、私も先帰るね。」
袖を引っ張り夏樹を振り向かせる。
夏樹「…あぁ、気をつけろよ。」
頭を撫でる夏樹にぎゅーっと抱きつき、バイバイして帰った。
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作者名:莉奈 | 作成日時:2015年3月10日 15時