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次の日、私たちはいつもみたいに娯楽室で暇つぶしをしていた。
A「夏樹の手、おっきいねー。」
私は夏樹の膝の上に座って、夏樹の指で遊んでいた。
夏樹「男なんだから普通だろ。」
A「まぁ、そうなんだけど。」
娯楽室に足音が近づいてきて、私は顔を上げた。
そこには生徒会長様が不安そうな表情を浮かべて立っていた。
ツバメ「ボランティアのとき…男子が何か騒いでたみたいだけど、もしかしてこれかな…?」
ツバメちゃんに見せられた画像は、昨日タクトたちがアブラムシで遊んでいた時のものだった。
でも、顔は誰だかわからないように隠されている。
エミリー「知らなーい、あたし達関係ないし」
美森「そんなんただのネタじゃん」
エミリー「大人は笑いがわかんないからやだよねー」
プラチナの力を使って周りを脅してるみんなは怖い。
知らず知らずのうちに手に力が入ってたのか、それに気づいた夏樹はぎゅって強く抱きしめくれた。
玲奈「うん、ツバメもそんなんしてるとはぶられちゃうよ?」
ツバメ「え…?」
未だに嫌われてることに気づいてないツバメちゃん。
私はツバメちゃんの存在に怯えてる。
バカだけど純粋なツバメちゃんに。
タクト「なになに、探偵ごっこ?笑」
波留「笑えるー。」
タクトたちの声が何だか遠くの方でしてるような気がしたんだ。
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作者名:莉奈 | 作成日時:2015年3月10日 15時