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「ようこそ、オクタヴィネル寮に選ばれたみなさん。僕はこのオクタヴィネル寮の寮長、アズール・アーシェングロットです。どうぞお見知りおきを。そしてこちらが副寮長のジェイドです」


「はじめまして、副寮長を務めていますジェイド・リーチと申します。どうぞ、よろしくお願いします。ちなみに僕の隣にいるのが双子のフロイドです。フロイド、皆さんにご挨拶を」


「フロイドでーす。つまんねーこと言う奴はぁ……ぎゅーって絞めちゃうからよろしくねぇ」








入学式が終わり、寮のホールに集められた新入生の前に立つ3人の自己紹介よりも、新入生たちは気になっていることがあった。
それは








『あのー、私はいつまでこのままなんですか?』








寮決めが終わってからずっと双子に脇を抱えられて運ばれたAのことだ。
本来ならば寮長たちの自己紹介をしっかりと聞いておかなければならないのだが、彼女のことが気になり、アズールたちの名前が耳に入ってこない。








「おや、これは失礼。ジェイド、フロイド、下ろしてさしあげなさい」


「はぁい」「かしこまりました」


『ふぅ……やっと足が地面についた』








Aが久しぶりの地面にほっと息を吐いていると、ジェイドはある書類をアズールに渡す。








「……ふむ、A・フルリールさん。出身は薔薇の王国、身長154cm、体重は……」


『ちょっ、なに乙女の秘密をプライベートなところを暴露しようとしてるんですか!? いつ私のこと調べた!? その紙没収ですっ』








アズールから書類を奪おうと手を伸ばすが、書類を高いところに持ち上げられAの身長では届かない。
それでも書類を奪おうとぴょんぴょんと飛び跳ねる姿に








「あはっ、そんなことしても無駄なのに、ぴょんぴょん飛び跳ねてかわいーね。んー……ペンギンちゃんって呼ぼっかな」








フロイドはペンギン、というあだ名をつけた。







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ここ(プロフ) - 蘭さん» 蘭さんコメントありがとうございます!お友達との作品を面白いと言っていただけてとても嬉しいですっ^ ^これからも楽しんでいただけるように頑張ります(*^_^*) (2021年7月8日 8時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - やっぱり面白い!素敵な作品をありがとうございます!!他の作品と一緒に頑張ってくださいね! (2021年7月8日 0時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ここ | 作成日時:2021年7月6日 14時

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