【ハイキュー】彼は名前を呼ばせてくれない【男主】 (ページ8)

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６話ページ8

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試合は進んで第二セットが終了。

花「ワリィ斉藤、」

　『いや、お疲れ』

烏野にとられてしまい、結局フルでやることになった。

着実に成長していくチビの５番と影山のコンビに、松川が息を吐く。

松「厄介だな、あの速攻」

　『５番に気を取られてると、他に決められちまう』

最強の囮の５番と、

脱王様の天才、影山。

　『＿＿いいじゃんか』

岩「…あんまやりすぎんなよ」

くぎを刺してきた岩泉に適当に返事をする。

次のセットを取った方が、勝つんだ。

勝った者だけが、コートにいられる。

その喜びと、その重圧と、その儚さは、俺が一番分かっている。

スポドリに口をつけたとき、体育館の扉があいた。

　『遅ぇよ、主将』

及「もー斉藤ちゃん、結構ピンチじゃん」

岩「あの５番と影山が厄介でな」

へぇ、と目を細めた及川は、何かを考えるようにアップへ向かった。

まーた性格悪いことしようとしてるんだな、と岩泉を顔を見合わせる。

岩「あいつが余計なことしたら俺がしばくから安心しろ」

　『さっすが！』

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