占いツクール
検索窓
今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:27,202 hit

19話 ページ21

.




そして迎えた練習試合。


俺の胸は高鳴るわけではなく、静かに弱く、しかし確かに動いていた。


さらにいえば、


『ひ、さし…ぶり…、』


目の前にいるこいつを見て、小さく縮こまっていた。


「お前の噂はかねがね聞いてるよ」


強いってさ、と笑ったこいつ、高嶋は、俺の肩に手を置いて体育館に入っていった。


自分の通う高校で、相手の方がアウェイなはずなのに、どうしようもなく孤独を感じた。


松「齋藤、試合始まるって」


『…おう』


松川と一緒に体育館に入ると、及川たちが俺を笑顔で迎えた。


今日もよろしく、がんばろう、と。


ピーッ


笛の音で試合が始まる。


ここは切り替えて、試合に集中しなければ。


事前の情報の通り、相手の中に一人、飛び抜けた身長の奴がいる。


185cmはありそうだ。


中学生のくせに、なんて思ってみる。


国見のサーブで始まり、それを危なげなくレシーブする。


さぁ、どこから来る?


セッターの手から放たれるボールを追う。


リードブロック、速さは劣るが正確だ。


けれど。


『…こりゃすごいな』


俺たちのコートを叩いたボールは、床を跳ねて転がった。


正確だろうが追いつかなきゃ意味が無い。


バネがある上にこのタッパか。


『フーっ…』


俺の悔しそうな顔を見てほくそ笑む、高嶋が見えた。




.

20話→←18話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
132人がお気に入り
設定キーワード:ハイキュー , 青葉城西 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Lie麦マFin | 作成日時:2019年6月8日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。