万事屋から忍者に強制転職させられた’延長戦【銀魂×NARUTO】

120話 ページ20

こいつは何言ってんだ…









貴｢私が……理想…？｣









｢そうよ…なのにｯ、なのに貴方は私と同じ思考に落ちこぼれていったｯ…貴方はこの物語の、私が書いた小説の主人公なのよ！！？｣









貴｢違うｯちがう！｣









ナ｢物語とか主人公とか訳わかんねぇーこと言ってんじゃねェ！！｣









なら兄ちゃんと…仲間たちとの記憶は









アイツらとの思い出はどうなんだよｯ？！













私はこの世界の存在じゃないんだ









｢ｯんで自分の存在を不安に思うのよ！？
貴方(わたし)は周りの愛に包まれて他者の中に存在し続けなければならないの！！
私みたいに誰の中にも存在できない登場人物じゃないのよ！｣









悲痛な声、表情と共に手帳を開き









｢書き直してやる…貴方(わたし)の存在を消してでも……｣









手帳に筆を走らせようとしたその時、









私たちを横切るように何かが飛んできた。









サ｢うっぐぁあーーっ！｣









それがサスケだと気がつく前に









銀｢待ちなぁ！こいつは俺の妹だ。
万事屋(俺たち)の家族なんだ。消されちゃあ困るね｣









久しぶりな、でも聞きなれた気の抜けたような声が聞こえた。

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