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21話 ページ21

いつもの私なら今回の話題について深く知ろうともせず、
このままマイキー君のペースに合わせて会話をして開放されるのを待つだけだっただろう。

















でも、後悔によって過去に置いてけぼりになった自分が今の自分をずっと責めてくるんだ。


















圭介に何があったのか知ろうともしなかった事を過去(わたし)は今でも責め続けてる。



















『マイキー君達と圭介ってさ…喧嘩してるよね?なんで喧嘩してんの?』
















「……、内輪揉めを起こした…仲間に手を出したんだ彼奴。なんであんなことしたのかは知らねーけど、お咎めなしなんて訳にもいかねぇ、だから謹慎にして集会出禁にした。」


















重い口を開いたマイキー君から聞いた話は前回エマから聞かされたものと同じだった。
















『圭介ってさ…馬鹿だしガサツだし口より先に手が出るタイプじゃんね。でも、口でどうしようもないことを行動に移すんだ。
腕を掴まれたら離せって言えばいいのに言う前に殴ろうとしてくるし、
小学校の頃だって下校中に私がコケて膝から血出してるの見てどうした!?って言ったあと心配する言葉より先に腕引っ張って無理やりおんぶしだしたんだよ?普通なにかひと声あると思わない?!』

















「ハハハッ何それ場地らしいじゃん!」


















『だからね、今回も言葉にはできない感情があったのかもしれない。そのせいで内輪揉めしちゃったのかも、しれない…。圭介って情に厚い奴だからさ!』

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作者名:らいあ | 作成日時:2021年10月18日 17時

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