同学年だけど兄妹です【東京卍リベンジャーズ】 (ページ13)

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13話ページ13

エマに誘われてドラケン君のお見舞いに行ったらもうすっかり元気そうなドラケン君がいた。

私と目が合うとすぐに姿勢をただし頭を下げた。

｢A、ありがとう。お前は俺の恩人だ。｣

｢私からもありがとう、ケンちゃんを助けてくれて。チョーかっこよかったよA｣

『いやいや、最初に体張って護ってくれたのドラケン君じゃん！んな畏まんないでよ』

ヘラヘラ笑う私にエマは頬を膨らましながら顔を近づけてきた。

｢でも！もうあんな危険なことしないでよね！
Aも殺されるんじゃないかって怖かったんだから｣

｢そーだぞ、女なんだからあんま無茶すんなよ。今回は足だけで済んだからいいものの…｣

ドラケン君の視線が私の包帯が巻かれた右足首に落ちる。

『まぁ、湿布貼って包帯キツく締めとけば歩くのはそんなに支障ないし大丈夫！』

｢よぉドラケン差し入れ持ってきてやったぞってAも居んのか！｣

そう言って圭介が突き出したコンビニの袋を除くとペヤングが入っていた。

『圭介それ自分が食べたかっただけだろ』

｢うっせぇー、んでAいつ帰んだ？怪我してんだろケツ乗せてやるよ｣

あー、とエマの方を見やると楽しそうにりんごの皮をむいてあげていた。

『もう帰ろうかな、んじゃエマまた今度ね〜』