Mission.113 ページ13
あの後瑞稀さんは
"みんな身体大事にな、檜山にも伝えて"と言い残して
あの日着ていたパーカーとは違う、
質の良さそうなスーツの襟を正して帰って行った
青｢Aちゃん、これどうする？｣
『あ、えと、そのままフライパン入れちゃってください』
湧｢おぉ！今日の晩飯なに〜？｣
『リクエストされてたハンバーグです』
平｢その鍋の中は？｣
『それはミネストローネです』
危ない危ない、今は料理中だ、しかも青木さんと
慌てて取り繕って青木さんに向き合うと
夕食の匂いを嗅ぎつけた2人が部屋から降りてきて
"美味そ〜"と言いながら不思議なものを見るように
私の手元をじっと見つめている
『あの、？』
平｢んー？ふふ、ここみんな同い年だなぁって｣
青｢あ！そうじゃん！皆同学年だねこの4人！｣
湧｢あれ？そうだっけ？
…Aちゃんずっと俺らに敬語だから年下だと思ってた(笑)｣
『………私も今思い出しました、(笑)』
そう言えばそうだ
ここに来た当初、平塚さんに皆の年齢を教えて貰って
この中で最年長の3人と同い年だと、確か、聞いた、
『なんか同い年な感じしないです』
青｢Aちゃん普通にしてると物静かに見えるしね｣
湧｢でも実際、任務連れてったり重要な決定する時に
1番頭キレるの何気にAちゃんなんだよな〜、頭良いのよ｣
平｢確かに！何気にAちゃんが1番やり手かも(笑)｣
『そんなことないですから(笑)』
少し恥ずかしくなって、青木さんがフライパンに投入した
ハンバーグをひっくり返すために蓋を開ける
言い風にいえば3人が言ってくれる性格のように思えるが
その実、守られてばかりは嫌、見下されるのは嫌、といった
言い風にいえば男勝り、悪く言えばただのじゃじゃ馬である
湧｢…なぁ、敬語外してよ｣
『え？いや無理ですよ、皆は命の恩人ですもん』
平｢そんなこと言ったら俺らの命の恩人もAちゃんだよ｣
"援護に車回してくれたのもそう、この間の任務もそう"
と指折り数えて、ニヒヒと悪い顔で笑う平塚さん
青｢…Aちゃん、深田にだけ気許した話し方するから
俺、ちょっと深田ずるいなぁって思ってたんだ…、だめかな？｣
…すっごい狡い顔してる青木さん、可愛すぎる顔してる
『っ…はぁ、わ、かっ、た』
"ご飯出来るから、皆呼んできて"
…そんなキラキラした顔で、喜ぶか、たかがタメ語で
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藍兎(プロフ) - 完結お疲れ様です！！毎回ハラハラドキドキして楽しく読ませて頂きました！その後も気になる所ですがこの作品に出会えてとても幸せでした！ (12月13日 3時) (
レス) @page42 id: 97c0ee90cb (このIDを非表示/違反報告)
j(プロフ) - 一気見してしまいました！続きが気になります。。。更新楽しみにしています！ (8月15日 10時) (レス) @page34 id: 4ac568a835 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか - 続きがすごく気になります！！更新待ってます‼︎ (2023年3月14日 22時) (レス) @page30 id: 0fdc87e010 (このIDを非表示/違反報告)
りゆ(プロフ) - 更新待ってました！！何回も初めから読み直しています笑。続きも楽しみにしています！！！ (2022年9月2日 20時) (レス) @page21 id: f586278c85 (このIDを非表示/違反報告)
ピンキーレンジャー(プロフ) - 本当に更新めちゃくちゃ待ってました！！！何度1話から物語を読み返していることか…とこのコメントを書いている今も全て読み返した直後です笑続き楽しみにしています！！！！ (2022年6月13日 13時) (レス) @page18 id: 883b5980f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーべ | 作成日時：2021年11月28日 23時
