Mission.102 ページ2
Kuroda side
Aちゃんの名前を呼んで、光成の方を向かせる
その瞬間Aちゃんの顔がじわりと暗くなった
俺の車椅子を押す手を外して
自分で痛む体に鞭打って、車椅子を動かす
光成のベッドサイドに辿り着いたAちゃんは
…光成の、左胸に手を置いた
心臓の、真上
『…いつ、目を覚ましてくれますか、？』
"ごめんなさい、"
心臓の動き、体温、呼吸器から漏れる空気。
彼女はその3つを確認して、謝った
黒｢っ、なんでAちゃんが謝んの、(笑)｣
『…私のせいだから』
深｢いやいや、Aちゃんはなんも悪く…｣
『っ、私の、せいなんです』
俺を捉えた瞳は潤んでて、深田を捉えた瞳は暗かった
どん底とか絶望の縁に、今の彼女はいるんだろう
何があったか俺は知らない
深田からの情報聞いて、急に走り出したうっちーを
豊田くんや作間くんや瑞稀くん、
その他何人もの仲間たちと追いかけた
そしたら意識のない光成と、止血し続ける深田、
深田のその腕の中に、ボロボロの彼女を見つけただけ
詳しいことは誰も知らない、現場を見てないから
『檜山さんがこうなったのは、全部私のせいです』
平｢Aちゃん…｣
ねぇ、光成
早く目覚ましてよ
お前の大事な子、泣いてるよ
お前のために、泣いてんだよ？
のろのろしてると誰かに、この子持ってかれるよ
Aちゃんは、わんわん大声で泣いたりしない
ボロボロボロボロ、大粒の涙を流すだけで
『湧さんがこうなったのも、安嶋さんがこうなったのも、元はと言えば私のせいじゃないですか』
"私が…っ、生きてたから"
そんなことまで言い出すから、俺、どうしたらいいかわかんなくて
黒｢Aちゃん…そんなん言わないで…｣
そう言うしかなかったのに
？｢……………………なぁに泣いてんの、｣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ほら、
『っ…っわくさん、』
湧｢可愛い顔、台無しになってんぞ、(笑)｣
…湧はこういう時、いつもすごくかっこいい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3046人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
藍兎(プロフ) - 完結お疲れ様です！！毎回ハラハラドキドキして楽しく読ませて頂きました！その後も気になる所ですがこの作品に出会えてとても幸せでした！ (12月13日 3時) (
レス) @page42 id: 97c0ee90cb (このIDを非表示/違反報告)
j(プロフ) - 一気見してしまいました！続きが気になります。。。更新楽しみにしています！ (8月15日 10時) (レス) @page34 id: 4ac568a835 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか - 続きがすごく気になります！！更新待ってます‼︎ (2023年3月14日 22時) (レス) @page30 id: 0fdc87e010 (このIDを非表示/違反報告)
りゆ(プロフ) - 更新待ってました！！何回も初めから読み直しています笑。続きも楽しみにしています！！！ (2022年9月2日 20時) (レス) @page21 id: f586278c85 (このIDを非表示/違反報告)
ピンキーレンジャー(プロフ) - 本当に更新めちゃくちゃ待ってました！！！何度1話から物語を読み返していることか…とこのコメントを書いている今も全て読み返した直後です笑続き楽しみにしています！！！！ (2022年6月13日 13時) (レス) @page18 id: 883b5980f5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りーべ | 作成日時：2021年11月28日 23時
