【あんスタ】かみひこうき (ページ3)

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2＊不意にページ3

不意に君と目が合った

私は軽く頭を下げる

ぶつかった訳でもなく、ただ会釈を交わすだけ

すると君は少し首を傾げて

ニコッと笑いかけた

そしていつも通り、君は＿

君はまた踊り続けるのだろうか＿

『話してみたいな』

いつの日からかそう、思うようになった

だって

この学園に来てから私の見える景色には色がついた

だけど君は、君だけはまだ灰色に染まっている

不意に強い風がふいた

机の上に広げた折り紙が数枚、桜の花びらのようにひらひらと舞落ちた

明星｢大丈夫ー？俺が拾ってあげるー！☆｣

そう言って笑いながら折り紙を拾ってくれる彼。

おかしい。

顔はすごく穏やかで、自然な表情なのに色がついていない

一体、何があったのだろうか＿＿＿＿＿＿＿

明｢はい！どうぞ～☆

ところでAちゃん、折り紙で何作ってるの～？☆｣

君は灰色の笑顔で尋ねてくる

｢うーんとね

特に作ってる訳ではないんだけどね

たまーに遊んだり切り絵とかするの楽しくて

気が赴くままに折ってるって感じだよ

…スバルくんも…折る？｣

私がそういった時、

彼はキラキラした表情で

ありがとう！☆

と

言った

彼はこの折り紙で何を作るのだろうか