検索窓
今日:9 hit、昨日:4 hit、合計:38,005 hit

ページ35

「図星だもんな」


…クッソ低能の煽り方なんだけど((


「だから、いい踏み台になれって」


肩に手を置かれたものだから振り払えば、
めっちゃ睨まれる


A「え〜、こんなんで睨んじゃうの?
もしかして〜、結構余裕ないんじゃなぁ〜い???」


あまりにも面白いものだから、
自然と笑みが零れる


A「…まぁ、安心しなよ
天才に勝てるほどの努力を僕はしてないからさ」


手で追い払うとめちゃくそ睨まれたものの、
目の前から消えてくれた
…というか、確実に負ける予感しかしないし


A「よし、SNSが炎上する心配がなくなった!」


紀章「ふざけんな」


軽めに頭を叩かれ、
紀章さんを見れば、少しムッとしてた


紀章「俺、歌いたいんだけど」


A「GRANRODEOで歌ってるんだからいいじゃん」


紀章「そういうことじゃなくて…」


途中で口の閉じた紀章さんに、少し考えた
何かを訴えかけようとした紀章さんは、
それをなんて表現したらいいのかわからなく
止まったと見受けられる


A「………わかった、」



その一言で、紀章さんはフワッと微笑んだ



A「…でも、受かったら1つだけお願いがあるんだけど」



紀章「寧ろ、今すぐでもいいんだけど
珍しいじゃん?
Aからのお願いなんて…」


A「いや、結構毎日お願い尽くしじゃない?」


紀章「え、全然言ってないじゃん」



A「それは、気のせい」


冷静に返せば、丁度良く審査員が入ってきた

…どうやら、同じ空間でオーディションを行なうらしい
けど、審査員は1役に対して3人つくとか………



そして、帰宅命令出された役から帰って良いという、
何とも変な形式

それと、もう一つ
審査の基準は、各役によって違うらしい
"ただ感情込めて読むだけ"のところもあれば、
"演劇・ミュージカルみたいに動け"っていうところもあるらしい
………見事に負けフラグです((


でも、その形式に納得はいった
だから、こんな広い部屋に人を集めたこと、
帰る人たちに焦らないでも仕事を熟すことができるか…とか

まぁ、審査員のデメリットって、
圧倒的、音が邪魔なことだよね
他の人の声を無意識に聞き取っては、
注意深く自分が担当する役柄を見て聞いてなくちゃいけない



…よし、負けフラグは立ったし、
さっさと終わろう
次の仕事もあるし(((((

▽→←▽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
141人がお気に入り
設定タグ:谷山紀章 , KISHOW , 男性声優
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:奏人(タクト) | 作者ホームページ:https://twitter.com/Takuto_Se  
作成日時:2019年9月17日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。