I、愛、哀【谷山紀章】

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あの後、話が盛り上がったものの
時間が過ぎるのが早すぎた


視聴数は越えなかったものの、
"折角だから"ということで
パジャマに着替えることになったものの、
話が変わってきたのだ

CM中に
"セーラー服もあるんですけど、どうしますか"
とスタッフが言ったのだ

パジャマにするか、
セーラー服にするか…
断然にパジャマのほうが良かったものの、
最終決断がされたのはセーラー服だった


セーラー服は用意されたもので、
靴は今日履いてきたスニーカーとなった


着替えている最中、

"また、スカートを履くのか"と

少し落ち込んだ


部屋に入っていって、
用意されたセーラー服の上に見慣れたものが置いてあった
…そう、ストッキング(黒)


確かにね、黒のストッキング履いていたけどさ…
靴下でいいじゃん
ねぇ、ハイソックスでええやん！！！？


渋々着替えて、
鏡で確認する
髪の毛が短いし、
顔の骨格的にも、
目つきも男っぽいせいか、女装している様にしか思えない

すると、スタッフが入ってきて、
"これ付けますね"と言われ
持ってきたのは、ウィッグ


ストレートで長いウィッグを僕に被せ、
軽くメイクまでしてきた
…いや、別に少しの時間帯だから良いけどさ


まあ、髪の毛(ウィッグ)の効果で
一応、女子らしさは出ているとは思う


「スタンバイ、お願いしますね」


そう言われて、
元の場所の近くまで行くと他のスタッフに
"まだ入らないでください"と言われた

もう、何なんだよ


スタジオの影から見ている中、
座っているお三方
多分、浪川さんが河童
森久保さんが猿
紀章さんがウサギなのだろう…
着ぐるみ(頭だけ)を身に着けていた


…スタッフよ、浪川さんは猿だろ
そこは((


思わず笑うと、
スタッフに"お願いします"と声をかけられ
紀章さんの隣に座った


A「パジャマに、着ぐるみは似合いませんね」


そう言い始めると、
"あー、やっぱり"と言い始める紀章さん


森久保「てかね、熱いね
やっぱり」


浪川「脱ぎましょっか」


その言葉で、三人は着ぐるみを取る
そして、僕を見るなり驚き始めた


浪川「え、Aちゃん
セーラー服なの！？」


森久保「え、パジャマじゃなかったっけ？」


A「なんか、セーラー服も用意していたみたいで
最終的にこれに決断されました」

スカーフを弄っていると、
紀章さんが"あのね、俺思うんだけど"と言い始める

紀章さんが続けた言葉に、
2人がものすごい速さでツッコんだ挙句に
スタッフがドッと笑い始めた

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