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【総統室】
その重厚な扉を勢いのまま開き、いつもの椅子に座って足を組む彼を見つける
ナイフか、銃か
この間合いなら机を飛び越えてナイフを使った方が確実
瞬時に答えを弾き出し口角を上げた彼に突っ込んだ
右手を机につくと同時に両足を振り上げ机の上を飛びながら左手のナイフを一閃する
はずが、その手は白い手袋によって掴まれた
｢ふむ、なかなかいい動きだ。速さも悪くない｣
バランスを崩した私はそのまま彼の腕の中へおさまる
｢だが、読みが甘かった。経験の差だ｣
そして時計は、ゲーム終了時刻を刻んだ
参加者全員と審判のペ神さんが集まった
｢はいじゃあ色の数数えるよ〜動かないでね〜｣
結果
A 4
トントン 1
オスマン 2
コネシマ 3
シャオロン 2
ロボロ 2
ショッピ 1
ゾム 2
ひとらんらん 2
エーミール 2
鬱 2
グルッペン 0
｢じゃあ優勝はグルッペン、最下位はAちゃんかぁ〜｣
『最後、最後きまってれば…！』
｢フハハハハ！！大人しく諦めろA！願いは聞いてもらうぞ！｣
｢あんだけ部屋でガン待ちしてたから誰か行くと思っとったわ…｣
｢あの時Aさんのハニートラップに引っかからんかったら優勝やったんか…！｣
｢ハニートラップ！？ショッピ君それどういうこと｣
｢ああ〜俺がやったやつか。Aちゃんやるなぁ｣
｢てか俺下から2番目だわハッハッハ！！あぶな！｣
｢ひとらんかトントンがいけると思ってんけどなぁ｣
｢そういいながらロボロめっちゃ撃ってきたんだけど｣
｢エミさん2回か、頑張ったやん｣
｢いやそうなんですけど、Aさんの首のやつ、悪趣味すぎません…？｣
｢なんかすごいAちゃんに申し訳ない……｣
グルッペン様の計画は明日実行されることになった
猫って、猫って何……
グルッペン様がニコニコしてるのがすごく怖い
しかし約束は約束、守らなければゲームの意味が無い
明日に恐怖を感じつつ部屋に戻る
シャワーを浴びてインクを落としベッドに身を沈めると堪えていた悔しさが一気に溢れてきた
全く歯が立たなかった。わかっていた、あの人たちは私なんかよりずっと強くて、この国をその強さで支えている、最近習い始めた小娘なんかに負けるわけがないと。
それでも少しは期待していた。一矢報いることができるのではと。
習ったことなんて1つも活かせていない。これでは教えてもらった皆さんに申し訳ない。
自己嫌悪の闇の中、私は諦めて目を閉じた
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フェルト - 伏線回収が神！うらつくで稀に見るほんとうの鬼才のお方ですね！最高です！ (2019年9月14日 10時) (
レス) id: 00cb91440a (このIDを非表示/違反報告)
RaZu@らず(プロフ) - 伏線回収が…！ありがとうございます、わかりやすいです…これからも更新楽しみに待っております！ (2019年9月6日 19時) (レス) id: a4ef94e121 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの子(プロフ) - 前作からの伏線がどんどん回収されてくのドキドキします…これからも更新楽しみにしております。 (2019年8月31日 7時) (レス) id: 54ffec1f7f (このIDを非表示/違反報告)
RaZu@らず(プロフ) - 嫉妬する総統さまが…!!!最高です……!!!!!!ありがとうございます…!!!!!!!!!!!! (2019年8月27日 15時) (レス) id: a4ef94e121 (このIDを非表示/違反報告)
琉兎(プロフ) - 主ちゃん可愛すぎっ！惚れてまう！！続きが気になるんじゃぁ！！！更新頑張って下さい、楽しみにしてます！！ (2019年8月24日 17時) (レス) id: 3584f7d8aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レック | 作成日時：2019年8月18日 3時
