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『樹、私のこと待ってたの？』
「待ってた。先輩といたら奪ってやろうと思って。」
『なに奪うって(笑)』
「そのまんまだよ、何年も拗らせてる俺の初恋を横から取られてたまるか。」
……初恋？
私の足が止まると、
自然と樹も足を止めて私の方を見る。
「……俺じゃダメ？先輩みたいに王子様っぽくもなければ、甘い言葉なんて言えないけど。」
『……え、うそ。いつから…、』
「分んねぇ、気づいたら好きだった。女の子みんな可愛いし好きだけど、お前は昔から特別可愛いし、誰にも取られたくないって思うくらい好き。」
『……それは喜んでいいか分かんないんだけど。』
「とりあえず、Aは俺の特別なの！女と遊んでたのも、Aにヤキモチ妬いてもらえないかな、なんて思ってた。ジェシーとカナエには本末転倒だ、なんてずっと言われてたけど。」
『…そうだね、樹は彼氏にしたらだめなタイプってずっと思ってた。』
「……みたいだな。で、先輩とデートするとか言い始めるから焦って作戦変更した。」
『作戦…？』
「そう。ヤキモチ妬かせるんじゃなくてAのこと甘やかして、他の女は全部切ってAだけが特別って自覚させようと思った。」
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まかな(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます！受験生ですか、少しの息抜きになれているなら幸いです。私も学生の頃は他校の彼がお迎えに…、なんて憧れてました。素敵な学生生活が送れますように(*^^*) (2020年11月8日 6時) (
レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
M - めちゃくちゃキュンキュンしました！私は今受験生ですが、彼氏がいます。高校生になったら別の学校に行くのでもし、あっちが学校はやく終わったら迎えに来てくれるかな？とか考えたりしちゃいました笑 (2020年11月8日 2時) (レス) id: f791b8b95b (このIDを非表示/違反報告)
まかな(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます！全部読んで頂けたなんて嬉しいです(>_<)またおまけ話思いつけば書きますね！ (2020年10月31日 15時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 初めまして。作者さんのお話どれも大好きで全部読みました！！このお話も凄くドキドキして、まだ続きが読みたくなります(≧∀≦) (2020年10月31日 14時) (レス) id: 13a569b201 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかな
| 作成日時：2020年10月26日 23時
