08凪side ページ9
お昼休みはゲームをしていた。
いつも通りだ。
お腹は空いているけど、このクエストをクリアしたい。
そう思いながら凪誠士郎はもくもくとゲームを進めていった。
『凪ッ！！』
聞き馴染みのある声が下の方から聴こえたので1度ゲームの停止ボタンを押して下を見た。
そこには幼馴染のAがいた。
Aならいいかなんて思いながら停止ボタンを解除してそのままゲームを続ける。
Aは結構喜怒哀楽が激しいというか表情が豊かな方だと思う。今はなんだろう怒っているように見える。なんか俺したっけ？なんて思いながら｢なにー？｣とだけ返事をした。
『お金持ちの人と知り合いなの？』
｢んーお金持ちの人？あーなんか一応。｣
御影玲王の事かな？なんて思いながらなんでその話なんだろうと思いながら昨日の夕方に起こった事を思い出した。
｢お前、俺と一緒にサッカーしようぜ｣
めんどくさい、極まりない。
まぁ、うんとは言ってないしすぐ諦めてくれるでしょなんて思いながらAから貰ったメロンパンを食べながらゲームを進めた。
『サッカー…？』
Aの方が俺なんかよりもサッカーに興味あるだろうなぁなんて思いながらいつもの癖でAがやりなよって言ってしまった。
『サッカーはもう辞めたのッ！！』
地雷踏んだ。
結構もう平気だと思ってたけどそんなこともなかったかなんて思いながらAの顔を横目で見れば気まづそうだななんて他人事のように思いながらも凪は考えた。
Aが嫌なら俺はサッカーをやらない。
もうあの時みたいな顔は見たくない。
だから、凪は小さく呟いた。
｢…大丈夫だよ。｣
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蝶華(プロフ) - ひちゃさん» コメントありがとうございます。そう言って頂いてとても嬉しいですっ*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*ちょっとずつ更新して行くので見届けてくれると嬉しいです。 (2023年1月4日 7時) (
レス) id: a17d0f1e26 (このIDを非表示/違反報告)
ひちゃ(プロフ) - 初コメ失礼します。凪との関係性も玲王との距離感も全部最高の神作品でした、、、！無理せず更新頑張ってください！ (2023年1月3日 23時) (レス) @page12 id: abb55eea3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶華 | 作成日時：2022年12月31日 7時
