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帰り道は何となく気まづくて沈黙が走った。
なにか話そうと話題を考えている合間に自分の家に着いてしまった。


『…ありがとう、送って貰って…』

「いや、別に。…それに俺お前と仲良くなるの諦めてねぇーし」

『はい?』

いやいや、そもそも凪とサッカーをしたくてその仲を取り持って欲しいから私と仲良くなろうって言う魂胆じゃなかったのかなんて疑問を浮かべながらAは首を傾げた。


『凪とサッカー出来るようになったから私と仲良くする必要ないんじゃ…』

そもそも仲良くされても女子の目が気になって仲良くなれないなんて思いながら玲王の顔を見る。


「んーそれはそれこれはこれと言うか…ともかく俺はお前と仲良くなりたい。」

にっと笑う相手の顔を見て視線を逸らしたくなった。
少し似ている、亡くなった兄に。


兄もサッカーが上手くて、ちょっと俺様気質だったけどすごく優しい兄だった。


『…勝手にして。』

「じゃあ、まぁ手始めに連絡先交換しようぜ」

『拒否権は…』

「無い」

似たような会話前もしたななんて思いながら渋々スマホを取りだした。

「おっこれか…お前アイコンサッカーボールって良くサッカー好きじゃないなんて言えたな」

『うるさい…じゃあね。』

そういえばそんなこと言ったななんて思えば恥ずかしくなりそっぽ向いてAは玄関の方へ向かった。

「また明日なっ」

手をヒラヒラと降って去って行く相手の背中を見つめながら玄関を閉じた。


『…変な人』


でも、嫌な人では無くなった…かもなんて思いながら玄関に置いてある家族写真を見た。

『ただいま。お母さん、お父さん、お兄ちゃん。』

私を入れた4人で写った写真を指で撫でた。
いつまでたっても慣れない、ひとりぼっちの家。


そう思っているとスマホから通知音が聞こえた。

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設定タグ:ブルーロック , 御影玲王 , 凪誠士郎   
作品ジャンル:アニメ
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蝶華(プロフ) - ひちゃさん» コメントありがとうございます。そう言って頂いてとても嬉しいですっ*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*ちょっとずつ更新して行くので見届けてくれると嬉しいです。 (2023年1月4日 7時) (レス) id: a17d0f1e26 (このIDを非表示/違反報告)
ひちゃ(プロフ) - 初コメ失礼します。凪との関係性も玲王との距離感も全部最高の神作品でした、、、!無理せず更新頑張ってください! (2023年1月3日 23時) (レス) @page12 id: abb55eea3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蝶華 | 作成日時:2022年12月31日 7時

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